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■時代箪笥の把手!

2006年09月01日 09時14分01秒 | ┣●リフォームメモ
office■リフォームちょっとメモ!

 時代箪笥の把手のお話。
時代箪笥の把手は最近の物よりかなり「しっかり」している(かなり重い)。
通常、把手当たりの釘が打ち込まれている、引き出しの木部にキズをつけないように。
長年の使用ではこの把手当たりの頭は打ち込まれてしまい、引き出しの木部に
把手の跡が残るほどのキズになる。日々の使用にも「カタカタ」とうるさいし
キズも大きくなる。

こちらは以前に購入した黒漆の箪笥の把手部分。ちょっと見にくいかもしれないが
白い矢印部分、かなり大きな(把手型)キズがある。
(購入当時からのキズで、これらの箪笥の多くに付いている)

tansu_hand_1

こちらは、最近購入した「帳場箪笥」こちらも若干キズがある。
tansu_hand_2

最初はゴムのパッキンでも貼付けようかと考えたが…(引き出しの前板側)
それではちょっと味気ない。どうせ両面テープかなにかで貼付けるだけでそれほどの
耐久性はないだろう(日々の使用に耐えられるか?)

で~、考えたのが、「皮」のカバーである。
これは把手側に「皮」のカバーを巻き付けるだけで簡単だ。
合成皮革はイマイチなので本革を探して購入した。
(骨董屋さんでも気のきいたところは把手に紙か布を巻いているところがある)

tansu_hand_3

厚みは1.5~2.0mm程度のもの
型紙で試作できるので、いろんなデザインが可能でなかなか楽しい。
厚みがあれば「カタカタ音」も気にならないほど静かになる。

作り方はいたって簡単。下の写真のように、紙でサンプルを作り型を決める。
tansu_hand_4
皮を型通りにカットすれば出来上がり。
tansu_hand_5

出来上がりはこんな感じになる。(固定はノリ付けも考えたがここはホッチキスで簡単に固定した。)
グルリと巻き付け切り目に差し込むだけだ。本革だと裏もそれなりに見えるが
合成皮革だとや安っぽい生地(繊維)が見えてしまう。
丁寧に全て表仕様にしたいなら2重にすれば可能だ。

tansu_hand_6
tansu_hand_7

以前に購入した箪笥も同じように取り付けてある。

tansu_hand_10

ど~ですか、アンティークを(時代箪笥)扱ってるショップの方もお試しあれ…
丁寧なクリーニングとちょっとした作業で売れ残っている時代箪笥も売れるかも…

[別パターン!]
ちなみに、以前作った皮の把手。小さな建具であまり力のいらないなら
これでも十分つかえるタッセル風…(注意するのは軸をしっかり作る事だ)


tansu_hand_8
tansu_hand_9

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このアイディアはすごい! (mine)
2006-09-06 02:31:45
皮の把手。良い具合ですね~。

読みながら、どうなるのだ?!

と思っていたら、アラ、ステキ!古い感じとも微妙にマッチして、イイ感じに仕上がりましたね!

アイディア次第なんですね~。

本当に感心。
返信する
結構楽しい作業! (chim)
2006-09-06 18:28:02
ど~も、mineさん



本業の店舗設計でも以前によく作っていました。

(いろんな小物… 照明スタンドのプルスイッチやデコレーションカーテンの止め)

工事中に一人チマチマと内職状態でした ^ ^)

以前は東急ハンズか手芸屋さんで半端な皮を探しに歩いたんですが、

最近はネットで探したほうが早いですね。



やっぱり「本革」がいい~ですね… 合成皮革だと裏を見せられない

無垢の(素朴な)素材が(木なども)いい~ですね。
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