心意気
2008-04-21 | 稽古
先生方や早く来てくれた中学生の胸を借りて、もっと積極的に稽古に臨みなさい。
そう子供達に檄を入れる水島館長と沖田先生です。
中学生もまた、新しい仲間や新一年生を迎え、人数が徐々に増えています。
「1本のロープを1人で引っ張ったときに63kgの力を出した人が
2人で引っ張ったときには53kg
8人で引っ張ったときには31kgしか力を出さない」
ドイツの心理学者リンゲルマンの実験で浮き彫りにされた
「リンゲルマン効果」と名付けられたこの現象は
「複数で仕事をすると,その人数分だけ責任が拡散する」というものです。
人の意欲は人数と反比例しやすいとも言えるでしょう。
武道はまさに、そんな状況の中でも厳しく自分自身を律し
目的意識を持って全力を尽くせるような
自分の処し方が鍛錬できる場なのだと思います。
「リンゲルマン効果」が、企業の自己啓発研修や講演などでよく話される事を考えると
子供達は、剣道を通して社会人としての大切な心得を学んでいるように思います。
今やらないでいつできる、自分がやらないで誰がやる。
稽古は、そんな心意気で臨めるといいですね。
(記事 かりんこ)
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