木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

仕事再開

2024-09-15 17:31:17 | 木工芸
東京での四日間、「一年で一番長い日」も無事終わり、京都に帰ってきました。
伝統工芸展、清雅舎展、研究会・・・多くの学びと刺激をいただきました。
お世話になった皆さん本当にありがとうございました。

四日間の余韻を残しながら仕事を再開。まずは拭漆の済んでいる立礼卓の組立。



長蝶番でつなぎ組み立て式。もう一台は磁石と蝶番を使って組み立て式にします。




天板を乗せて完成です。
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第71回日本伝統工芸展

2024-09-09 20:48:05 | 木工芸
明後日から日本伝統工芸展が始まります。
日時:9月11日(水)~23日(月)
    10:00~19:00
会場:東京・日本橋三越本店7階催物会場





今年は、「献保梨拭漆寄木象嵌飾箱」が入選しました。




唐木の自然の色を生かした寄木を、拭漆を施した献保梨の箱に象嵌してみました。


内箱は、カステロという南米産の材の三段の箱の周りに寄木の象嵌を施しています。



お出かけのついでがありましたらご高覧下さい。
私は、11日(水)と13日(金)在廊の予定です。





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煎茶立礼卓

2024-09-07 21:44:48 | 木工芸
8月から取りかかっていた煎茶の立礼卓。やっと拭漆が完了。
 
  

この卓の材料は・・・実は、ランバーコアー



18mm厚のランバーコアーの回りに2.5mm厚の桧の板を貼り。



鉋で目地を払い



油煙を混ぜた生漆を塗って、ケーク紙で拭く。



これを2~3回繰り返すと



ランバーコアーとは思えない仕上りに。
この後丁番や磁石で組立ができるよう加工して完成。
簡単に組立ができ、狂わず、軽く、コストパフォーマンス抜群!
と、独り良がりしてます。 (^_^;

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茶合作り体験

2024-08-13 22:14:48 | 木工芸
昨日、茶合作り体験を行いました。
5月の全国煎茶道大会のレセプション恒例の福引きに、「茶合作り体験」を提供したのですが、その第1弾として実施したのもです。
昨日は煎茶道小笠原流の社中の皆さん、4名が来房され、「茶合作り体験」に挑戦されました。
茶合作りと言っても、竹を割って、磨いて何か書いて出来上がり程度のことを想像されていたようですが、四角の木から、鑿や鉋を使って彫り、削り出していくという説明を聞かれてびっくりされていました。

工房に着くと早速作業の説明、型紙を使って檜材への墨付けから始めました。
つづいて丸鑿を使って内側の粗彫り。



皆さん鑿を使うことなど始めて、とのことでしたが、すぐにコツをつかみ彫り進めていかれました。
粗彫りができたら外丸鉋で削り出し。



もちろん鉋を使うのも皆さん初めて。



内側が仕上げられたら表の鉋削り。
小鉋で粗削りし、仕上は内丸鉋。



厚さ3mm程度まで削り、ペーパーで磨いて完成。



午前10時頃から始め、1日かかって一つ完成の予定でしたが、なんと午前中で皆さん一つ完成させてしまいました。
昼食の後、もう一つ作りたい、と言うことで二つめに挑戦。
これも二時間かからないで完成できました。



最後にガラス塗料で塗装。



出来栄えも素晴らしいものでした。
皆さん大変喜んでいただけたようで何よりです。
私も作業しながら煎茶のことなどいろいろお話しもでき、とても楽しい時を過ごすことができました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

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コロナに?!

2024-07-26 20:00:03 | その他

一昨日から喉に違和感が・・・偏頭痛の様な強い痛みではなく、上咽頭の奥に違和感があり、やや痛いような・・・・。
今朝になっても続いていたので、念のために2年前に買った検査キットがあったので調べてみた。
すると・・・ナント赤い線とその下にオレンジの線。これって、陽性!? 検査キットの有効期限は2年間。22年の7月26日が製造日。一応期限内か。
熱もなく(36℃代)身体もしんどくはない。
実は今日は水墨画」教室の稽古日。作品提出まで1週間。今日行かないと作品ができるかどうか・・・。
しかし、陽性反応が出ているのに行くわけにないかないので欠席の連絡をしました。
昨日打ち合わせをしたMさんにも電話しましたが、写っていなければ良いのですが・・・・(ーー;)
しんどくて寝るほどでもなく、かといって家の中をうろうろするわけにも行かず、工房に自主隔離することにしました。
工房へ来ると仕事がしたくなり、立礼卓に摺をした後、注文をいただいている急須台を挽きました。
午後から始め、途中休憩も挟み、10枚の裏が仕上がりました。



1枚は表も。



午後になるとさすがに身体が熱くなり、37、5℃の発熱。
家に帰っても隔離状態で夕食を済ませ、検温すると38度に。
今日はもう寝ます。おやすみなさい。
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座卓納品

2024-07-01 22:20:42 | 木工芸
昨日から岐阜県海津市に、遅れていた座卓の納品に行ってきました。



写真は八畳間に収まった座卓。気に入っていただけたようで安心しました。

2日間に渡ったのは、座卓の納品を兼ねて同じ海津市に住むHさん宅に15年前に納品したテーブルと椅子のメンテナンスをするため。
丁寧に使っていただいていますが、15年経ち、さすがに天板の漆が薄くなっていたので、この機会に塗り直しをさせてもらいました。




納屋に運び、600番のペーパーで軽く研いだ後、拭漆。
湿度100%の中で、塗った漆はすぐに乾き始め、油断をすると拭き取れなくなってしまいます。



2日間で4回摺りを重ね、何とか仕上がりました。



椅子は糊が切れていたので分解し、糊を入れ組み直しました。

もう一つは、座卓をお納めしたHさん宅に13年前にお納めした下駄箱のメンテ。



扉の溝が砂で掘れ、開けにくくなっていました。
自分の制作したものに、こうして10数年後にまた巡り会えるのはとてもうれしいことです。
Hさんお世話になりありがとうございました。

岐阜からの帰り、大津市和邇に回り、
るーむ橅(ぶな)で開かれている、青木義雄さんに木工芸展に寄って来ました。
あいにく青木さんは留守にされていましたが、アイデアに満ちたいろいろな作品を見せていただき楽しいひとときでした。



青木義雄木工芸展は
大津市和邇今宿800-1クレストール和迩106 
喫茶&ギャラリーるーむ橅で明日7月2日まで開かれています。

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宮本さんの個展が始まりました。

2024-06-27 23:38:10 | 木工芸
昨日から京都髙島屋美術画廊で、昨年無形文化財保持者になられた宮本貞治さんの個展が始まりました。



一昨日からの続きで、谷さん、朝倉さん達と一緒に午前中から寄せていただきました。
超大型作品から塗りの作品まで、大変見応えのある作品が並べら、木工家必見の展覧展です。
朝から取材も入り、沢山のお客様がみえていました。



宮本さんと一緒に作品の前で記念撮影。

谷さんは午後、合流した賀來さんと一緒に私の工房にもお寄りいただきました。
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谷さん、賀來さんと1年ぶりの再開

2024-06-27 11:55:50 | 木工

谷進一郎さんが信州からお見えになるということで、朝倉さんから食事会にお誘いいただきました。
集まったメンバーは谷さんの他、宇納さん、賀來さん、大矢さん、朝倉さん、私の6名。
谷さん、賀來さんとは一年ぶり。
宇納さんはFaceBookではお友達になっていましたが、お目にかかるのは初めて。大矢さんも始めてでした。
木工という共通点はありながら、活動や制作している物はそれぞれいろいろですが、各方面で活躍されている皆さん。
話題も多岐に渡り大変楽しく充実した一時でした。



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黄檗エンジョイフェスタ1日目

2024-05-25 21:24:40 | 煎茶

天王殿の廣目天さんの前で五客一亭のお席をさせていただきました。



手前座(立礼卓)を囲み、いろいろお話ししながらのお席は楽しいひとときでした。


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「黄檗エンジョイフェスタIN萬福寺2024」お茶席のお知らせ

2024-05-23 18:45:04 | 煎茶

煎茶道大会、煎茶工芸展が終わりました。2日間にわたり多くの皆様に煎茶工芸展会場にお運びいただきました。
いろいろお声かけをいただき、本当にありがとうございました。
その余韻が抜けきらない中ですが、次のお茶席のお知らせです。



5月25日(土)26日(日)の2日間、黄檗山萬福寺において「黄檗エンジョイフェスタ in 萬福寺 2024」が開かれ、その会場に煎茶席が設けられます。
フェスタ参加者の皆さんに気軽に煎茶道のお茶席を楽しんでいただこうという催しで、25日は黄檗売茶流、26日は瑞芽庵流が担当します。
会場は、布袋さんのいる天王殿。五客一亭のお席が3席。そのうちの一つを私も担当することになりました。(25日)



エンジョイフェスタには、パン屋さんが大集合される他、萬福寺マルシェ、エンジョイステージ、やましろマーケットなど盛りだくさん。
エンジョイステージでは地元の中学校、高等学校の吹奏楽などの演奏が楽しめます。



参加費は拝観料の500円のみ。ただしお茶席は別に500円が要ります。
初夏の一日、どうぞお楽しみください。
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