制作中の栃の箱。木竹部会でお世話になっている田辺小竹さんからの依頼で、作品を収納するための箪笥なのです。
いつも制作している箱に比べるととにかく巨大です。でもクォリティはそれ以上のものが求められています。
作品を収納する箪笥なのですが、この箱自体も木と竹のコラボ作品として蓋部の側面は竹を編んではめられるとのことです。
そのため天板と側板の界線をちょっと特殊な構造にしました。
界線をはめて蓋部の仮組。
なんとか収まりました。
組み立てて糊が乾いた後甲盛りの縁を削り出して仕上げました。
側板の下端の覆輪は編んだ竹の端を止める構造になっています。
編み終わった後から嵌めるために、雇い核を入れて取り外しが可能にしてあります。
木地が完成し捨て摺り。
覆輪は取り外して漆を塗りました。
拭漆の工程にかかるとともに本体の箪笥部の制作が始まります。
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