ちーろぐ

今日の出逢いに感謝を込めて

大波紋!昭和天皇が靖国合祀に不快感・・・

2006-07-20 19:09:27 | つれづれに
本日、
「昭和天皇はA級戦犯が靖国神社に合祀されたことに
 不快感を持っておられた。」
と、富田朝彦・元宮内庁長官の生前のメモがあったことを
衝撃的に飛び込んできたニュースは伝えました。

もちろん各方面にこの記事の波紋は大きく広がっているようです。

近隣諸国(主に中国韓国)とは、靖国参拝を基軸にして
摩擦が続いています。
「靖国神社にはA級戦犯が合祀されている。
そこに国家元首が参拝することは、大東亜戦争時
侵略を犯した日本が、その悔い改めを正しく行っていない
ことを象徴している。」
との主張によるもののようです。

今、にわかに問題になっているのは
●昭和天皇さえも、A級戦犯合祀に不快感をもたれていたのに
 日本の総理(現在は小泉首相)そして政治家は靖国参拝を
 今までのように行うのか?
ということではないでしょうか?

私は、このメモの信憑性をまず正確に確認しなければならないと
思います。
★なぜ今この時期にこのメモの存在が明かされたのか

いよいよ、退任を控えた小泉総理が8月15日に靖国参拝を
実行するのではないか。との声もささやかれる中、
また、次期総裁に名乗りを上げる候補者がどのような歴史観を
示すのか。

このように考えると、何らかの背景があるように思えてならないのです。
(私の素人考えですが・・・)

私個人の意見は、
靖国神社は『いわゆるA級戦犯』と言われる人たちの合祀は
当然であると考えています。
なぜなら、極東軍事裁判(東京裁判)が、国際法を無視した
勝利連合国の、押し付け裁判であると考えるからです。

ゆえに、その裁判の中で不当に裁かれた軍人達は、
すべからく大東亜戦争における、殉死であると思うからです。

《以下は、私が思う所を本当に勝手に書かせていただきますので
何卒お許し下さい。》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ここで、よくいわれるのは、東条英機をはじめとする参謀が、
無理無謀な戦略を立てたことにより、日本国民を戦渦に巻き込んだ。
との意見がでて、その戦争責任は全て指導者にあるのだから、
彼らが祀られることなどありえない。
との意見であります。
しかし、本当に戦争は『いわゆるA級戦犯』のみで始まり
激烈極まりない戦いを強いられたのでしょうか?
この部分を、戦後私達は十分な検証を行うことなく
歴史観を醸成させてしまったのではないでしょうか?

明治維新によって、近代化の波に飛び込んだ日本は
植民地支配を押し進める欧米列強の支配を免れる手段として
帝国主義をしいたのです。
そこで三国干渉が行われ、日本は辛酸をなめます。
そして避けられなかった日露戦争。
臥薪嘗胆を合言葉に、国民を巻き込んだ日本初めての
外国との戦争を行った結果、勝利の歓喜に酔いしれます。

しかし、当時の指導者東郷平八郎はこのように語るのです。
「勝って兜の緒を締めよ」

そして、多くの知識人はアメリカとだけは一戦交えてはならない
と語ります。
しかし、その思いも虚しく、ロシアに勝利した時から
アメリカは日本をターゲットにしていたのです。

国内においては軍部が暴走し、国民を挙げての戦争賛成論が
渦巻き、戦争から免れることは出来ない状況を生み出していました。
ここで、国民感情を煽ったのは他でもなく時のマスコミなのです。

開戦時の状況
日本を取り巻く環境
東京裁判の進行  など
そのどれをとっても、この裁きは不当かつ法的根拠を持たない
のではないでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その当時の大日本帝国憲法下において、軍の最高責任者として
あらせられた昭和天皇が、A級戦犯について、現在の近隣国と同じような
所見で、合祀を不快とされていたとは到底私には思えないのです。

東条英機をはじめ『いわゆるA級戦犯』達は、
自らが処刑されることを、当然として受け入れています。
裁判をよく読めば、そのことが分かるように思います。

昭和天皇が『いわゆるA級戦犯』を非難することは、
陛下ご自身の完全なる自己否定であり、また自らを
戦争責任の枠外にあろうとする行為であるように
感じるのは、言いすぎでしょうか?

もし万一このメモが真実であったとしても、
そのご真意を今一度尋ねなければならないと思います。

歴史の鍵がひとつ開けられたと思えば、
大変意味のあるものになるのではないでしょうか?

皆様のご意見を頂ければ幸いです。
長文失礼しました。

       






パロマと松下電器の違い

2006-07-20 13:54:23 | つれづれに
九州知覧の旅をご報告していますが、ここでどうしても
この度のパロマ瞬間湯沸かし器事故について、書かせて
頂きたいと思います。

先日1985年から約20年にわたってパロマ社は
安全装置によって給湯が頻繁に停止してしまうことを
承知して、工事業者が安全弁を故意に機能しなくなる工事を
黙認してきた結果、合計20名にものぼる方々が、
一酸化炭素中毒になってなくなっておられたことが判明しました。

当初パロマ社は、
「製品に安全性の問題はなかった」との会見を開き、
「あくまでも工事業者が行った不適切な工事が原因」
との見解を示してきました。

しかし、最近になって社長はようやくパロマ自身にも
責任があったことを認める発言を始めたのであります。

この、一連の報道を見るにつけどうしても思い浮かぶのは
昨年末発覚した松下のガスファンヒーターによる死亡事故
です。
そして、あの時松下が全社を挙げて事実の解明と事後処理に
尽くした姿勢を思わずにはいられませんでした。

松下は、年末のTVCMの一切をガスファンヒーター事故のお詫びと
製品回収に切り替え、日本中の世帯にダイレクトメールを送り、
後続の事故が起こらないように務めました。
経費は約500億と言われます。

いつしか私達は、その真摯な姿に心を打たれ、
あの製品は発売後20年近くたっていて、
生産物責任を本来問われることはないんだよ とか
もう十分ですよ、そこまでしなくても・・・・
等という言葉に変わっていきました。

しかし、現在においても松下は最後の1台が見つかるまで
対策室を閉めることはない。と現在もその活動を続けています。

直前にこのような「誠」を尽くしている姿を見ながら、
パロマが取っている姿勢には、大きな疑問を感じます。

ガス瞬間湯沸かし器は、最近でこそ新築住宅やマンションでは
見なくなりました。
しかし、まだまだ多くの世帯で生活の中心で使われている
ことと思います。
パロマはじめ、工事会社が今後このような事故により人の命を
奪うことがあってはならないと、猛省しているのならば
直ちに協力して、製品の安全点検を行う旨を公表すべきでは
ないでしょうか?

責任論がはっきりするまでは、誤ってはいけない。
エレベーターのシンドラー幹部が、訴訟対策のためこのような
発言をした時、企業のモラル・社会的責任などの言葉の前に
人としていかにあるべきかの自戒を忘れた、悲しい人間の有り方を
見た気がしました。

私も偉そうなことは、決していえません。
しかし、悲しい事故・不測の事態が起こった時、
わが身をかばうような、はしたない人間にはなってはならないと
思いました。
私がお届けするいかなる商品も、どなたかを傷つけるもので
ないように心がけると共に、万一ご迷惑をおかけしてしまったら、
心からの謝意を示すことが出来るものでありたいと思いました。




年に一度のお祭り『知覧ねぷた』です!

2006-07-20 13:30:29 | そぞろ歩き
特攻平和会館の見学を終えて、特攻兵士を偲んで
たてられた「特攻灯篭」と桜並木が立ち並ぶ
坂道を、シャトルバスで下れば知覧の町の中心地に
到着します。

この日は知覧で年に一度の『知覧ねぷた』が
行われるとのことで、町中の人たちが浴衣姿で
うちわを片手に、お祭り見学に続々と集まっていました。

私達も夕暮れになり、ねぷたの火入れ式を人ごみの中で
待っていました。



午後7時半、花火が一斉にあがると
太鼓が鳴り響き、えーんさーさーさーやーと
大きな掛け声に合わせて、ねぷたが勇ましく行進していきます。

夏祭りの情緒に溢れた懐かしい光景でした。