真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

君に覚悟はあるか

2008-06-14 | 読書-2008
秋葉原通り魔事件で、居合わせた人々が盛んに携帯で写真を撮る様が報じられていたが、ちょっと嫌な感じ。

でも、新聞・雑誌などが使った写真は「読者提供」だし、その場に居合わせた人が素人ながら使命感を感じて・・・、と言えないこともない?
とはいえ、懸命に救命活動をしている人(その救助者も、犠牲者の同伴者とは限らず、通りすがりのケースもあった筈)に、応援を申し出るでもなく、携帯を向けるだけというのは、うーん、どうなんでしょうね。
応援といわれても間に合ってるということだったかもしれないのだが。

こういう考察も:
http://igalog.net/weblog/2008/06/post-210.html

てなことも考えつつ、『覚悟すること』徳岡孝夫1997年を読む。
オンライン書店在庫なし。図書館で保存庫から出してきてもらった。

著者が「新潮45」、(今はなき)「ノーサイド」、「諸君!」などに書いた論評を「覚悟」という視点で集めたもの。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/28350649

-もくじ-
神戸の少年Aと人権
覚悟する者しない者
平成三年の天皇
家訓は「家の覚悟」
田中角栄の棺を蓋う
十二月七日の不手際
ロンドン戦争博物館
運命としての地震
死ぬ覚悟は「中ノ上」
女の覚悟・男の死に方
事実を報じるとは
少女とハゲワシの写真
パパラッチを呪うべきか

少女とハゲワシ、覚えてる?
著者はベトナム戦争の取材経験から、少女とハゲワシのカメラマンのとった行動は了解できるという。カメラマンを非難するのは「茶の間の正義」だとばっさり。

「少女とハゲワシ」について:
http://blog.at-globe.com/index.php?itemid=82796

ケビン・カーターについて:
http://www.flatrock.org.nz/topics/odds_and_oddities/ultimate_in_unfair.htm

そういえば、秋葉原の通り魔と神戸の少年Aは同い年なんですってね。

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