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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

昭和史百冊 平山周吉 2023年08月

2024-02-21 | 読書-歴史
昭和史百冊 | 草思社

第1章 まずは十二冊で昭和史を掴む
第2章 日本はなぜ開戦したか
第3章 戦前日本社会へタイムスリップ
第4章 陸海軍と銃後と総動員
第5章 大日本帝国の拡大と破綻
第6章 天皇陛下の存在とタブーの拘束
第7章 個人的な昭和史―日記そして伝記
第8章 占領期は「戦後」か
第9章 昭和史本評判記
第10章 敗戦から七十八年―昭和史は終わらない

昭和史百冊

戦争はなぜ起きたのか。「昭和」最大の謎を極めるためにいま、どんな本を読んだらいいのか。最新の論点、最新の名著、定番の本も、あの本もこの本も。読書エッセイによる昭...

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本書中ゴシックで紹介されているのが百冊どころか400冊なのだそうで、その中には既読が何冊かあるし、「これはヨマネバ」を地元図書館システムの自分のリストに登録しようかとも思ったものの、枠に収まらんので困るし、そのうち何冊読めるかも怪しいし・・・。

木戸幸一―内大臣の太平洋戦争 川田 稔 2020/02 - 真似屋南面堂はね~述而不作
木戸幸一の責任極めて大との指摘には大いに賛同するものであるね。
”「天皇の聖断による戦争終結の方法を発案」し、終結に導いた「歴史的役割」だけでなく、日中戦争拡大に同調し、東條を首相に奏薦し、東條内閣を長く支援したという負の側面もあった。”
そう、そのトーリ!
故鳥居民は『昭和史を読み解く』で、『木戸日記』を「太平洋戦争を考える五十冊」に入れた理由として、”木戸幸一が内大臣でったからこそ、あの大戦は起きたと私は観ているから」であった。”というね。

『私が最も尊敬する外交官―ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六』 (佐藤 優さん 2014年) - 真似屋南面堂はね~述而不作
”吉野は昭和16年5月末にベルリンに到着した。ヒトラー崇拝者の大島浩大使は,会話力の不足を豪快な酒で補う才能の持ち主だった。”
ははは!
”この程度の人物が「強引に日独の軍事同盟を推し進め、日本を戦争へと引きずり込むうえで大きな役割を果していたという事実を歴史にきちんと刻み込んでおく必要がある」。”
まぁったく!

広田 照幸 『陸軍将校の教育社会史 ―― 立身出世と天皇制』 受賞者一覧・選評 サントリー学芸賞 サントリー文化財団
"「国のために一身を捧げるなどと思って(陸士に)入ったものはおりゃーせん。見事なもんじゃ。それが陸士に入ると「天皇教」を教え込まれるんじゃ。毎日軍人勅諭を奉読しとるうちに、天皇に接しておる、という感じがしてくる。天皇に代わって部下を指揮するという感じになるんじゃ」。"
だそうで、高原友生『悲しき帝国陸軍』などはまさにその過程を回顧し描いたのだろうね。

この番組の書籍化があったのか!
番組:NHKスペシャル 密室の戦争 ~発掘・日本人捕虜の肉声~稲垣大尉は詳細に語った・・・確かに! - 真似屋南面堂はね~述而不作
図書館のリストに登録、と。

ふむふむさん評
昭和史百冊(平山周吉)|書評・感想 - YOMEBA

会田弘継さん評
【書評】「なぜ戦争」を考える 『昭和史百冊』平山周吉著

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