季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

村の羊

2013-06-05 19:18:37 | ウールクラフト WoolCraft
朝早く新大阪駅にて出発。
ぽーっと座って電車を待つ。向かいのホームにあるゴミ箱が新しくきれいで、ホームもゴミ一つ落ちてなくて、「こんなきれいな駅、世界でも珍しいだろうな…」なんて考えながら。

       

またまた滋賀県です。安土から車でしばらく行ったところにその地はある。
村のみんなの羊たち。

       

ちいさな集落なのにたくさんの男の人たちが集まっている。羊の毛刈りと言う一大イベント。
祭りのようです。
テントを張って準備万端にしてありました。

まず、みんなで羊の群れを追って狭い囲いに入れる。そうしてからまずは今年生まれたばかりの子羊を連れて小さな囲いに。この子たちは毛刈りしない。行くのを嫌がってます。

              

こうやってみんなで寄り添っている。見学の保育園の子どもたちがはしゃいでる。

       

寄り添う大人の羊たち見てるとほんとに羊と言うのは集団で動くものなのだなあと思う。
一匹でも飛び出すと全部が流れてまた向こうに行ってしまう。

       

子どもたちの前で先生が毛刈りのデモンストレーション。そして私が少しスピンドルの紡ぎをする。
興味津々の子どもたち。

その後、私と先生、そして羊の世話をしている人たちで順番に毛刈りをします。
私は鋏をしっかりと研いで行ったのが良かったのかこの前より随分楽に楽しく刈ることが出来ました。
大丈夫だった。あんまり皮を切らないし羊の確保も大丈夫だったし結構きれいに刈れたと思う。よしよし。

村の衆たちでの毛刈り風景がなかなか良い。こんな毛刈り風景なかなか見れないと思う。みんなで囲んで試行錯誤しながら刈っている。

       

刈られた毛が丸まって並んでいる。こういう気象現象あったよな~とか思いながら観る。
気圧の変化によって雲が丸まって長ーく何キロにも渡って見られる現象。オーストラリアかどこかで。

       

20匹全部刈り終って、みんなでお昼を頂く。美味しいお弁当でした。勿体ないくらい。

ここの風景がとてもきれいです。毎日見てたら当たり前だと思うだろうけど、これが特別素敵だと私は思います。ホタルもいるらしい。いいなあ。

       

何匹かの羊がよそへ行くらしい。こんな軽トラが現れた。この仕組みで運べるらしい。すごい。
羊はぴょんと飛び上がって自分でも荷台に乗れるんだって聞いてびっくりしました。私は乗せるならスロープとかいるって思ってたから。それに抱えても載せてた。

       

村の人たちにお礼を言って帰る。帰りに寄り道をして貰った。
暑い日の毛刈りの後にうれしいジェラート!!!名産のメロンのものとミルクの。どっちもとても美味しかったです。ここはメロンも名産らしく、試食したけど甘くておいしかった。今度車で来たら買って帰りたい。

       

これで今年の毛刈りが終わりらしい。
お疲れ様でした!
毛刈りが終わった事が少し寂しい。週に一回くらい毛刈りがあったら良いのにと思うくらい毛刈りが楽しいです。自分でも不思議だけど、これはお腹の底から思うのだから仕方がない。
毛刈りをしてると羊と対話してる感じがする。物を言わなくても通じてる気がする。それも楽しい。
毛を観ながら体を観ながら、羊のこの一年や今の状態を感じる。それが面白い。

毛刈りは終わってこれからまだある羊の毛をなんとかするようにしよう。そしてまた一年体力づくりをして来年毛刈りをしたい。出来ますように!
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 栴檀は双葉より | TOP | ぼじる »

post a comment

Recent Entries | ウールクラフト WoolCraft