数日後(10月20日)、学校の保健室から「お熱があるので迎えに来て下さい」と電話があった。
時節柄インフルエンザが疑われたので、かかりつけの小児科に行き、インフルエンザの検査を行うも「陰性」。
先生から一通りの説明を伺ったあと、気になっていた事を聞いてみた。
・1ケ月半で6キロも痩せたこと
・水をやたら飲むこと
・トイレが近いこと
頻尿=膀胱炎かしら? と軽く考えていた私に
「糖尿病かもしれません。大学病院に紹介状を書きますから明朝必ず行ってください。」と先生は封筒を差し出した。
その晩、息子が寝た後、友人に息子の近況を尋ねられて、
「親子でダイエットしてるんだけど、息子だけが成果出ちゃっててさ~
糖尿だったりして~」
などと軽口を叩いていたのを思い出しながら、パソコンで糖尿病について調べてみる。
・生活習慣病と言われ中年以降に発症することが多く、
食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足が原因で発症するといわれ、
肥満気味の人に多い 2型糖尿病
・自己免疫やウィルス感染により膵臓のβ細胞が破壊されることで生じ、
発症率は10万人に1.5人といわれる1型糖尿病
他にも妊娠糖尿病やステロイド糖尿病など、糖尿病にも種類があることを初めて知る。
曙(元力士)の様な体型で、トンカツ、ウナギ、焼肉、トロ、ウニをこよなく愛し、放課後はテレビとマンガとゲーム三昧でインドア派の息子は、ちびっこ成人病と言われてもおかしくない要素が山盛り。
最近は食生活の変化から子どもの2型糖尿病も増えているらしい。
病院で食事療法と運動療法の指導を受けるのだろな・・と思いながらパソコンを閉じた。
12歳(小6)の息子は赤ちゃんのころから小さくて細~いタイプで、
小1で17.5キロ、小3で22キロだったのが、
小3の後半から突然右肩上がりの体重増加が始まり、
小6の夏には50キロ(身長149センチ)の太っちょになっていた。
そんな息子も多少色気付いてきたのか、母のダイエットに興味を示し、
「ボクも一緒にダイエットして一万円ゲットだぜ」
と、今まで苦手で食べようとしなかった野菜を積極的に食べ、肉や油ものを控えるようになった。
すると・・・マイナス1キロ、2キロを行ったり来たりしている母を尻目に
スタート時 50キロ
2週目 49キロ
3週目 48キロ
6週目 45キロ
7週目 44キロ
減り続ける体重。
これって、ダイエット大成功?!
このころ、息子がやたらお茶や水を飲む事に気がつくが、まだ気温も高かった事もあり、あまり深刻に受け止めていませんでした。
しかし、買い物中に何度もトイレに行ったり、映画の途中でトイレの為に退席したりということが続き、ある日の夜中トイレに4回起きたことで、
これは普通じゃない。 と思ったのです。
なんと一年半も放置しておりました。
その間、何も無かったワケでもなく、
「痩せなきゃ~」などと口で言うわりには
JOBAは掃除の度に「ジャマくさ~」と舌打ちされ、
ナイシトールは「まず~っ」と茶箪笥の片隅で消費期限が切れるのを待つ身、
Wii Fitは息子に「電池入りまな板」と陰口をたたかれ・・・・
そんな私に旦那からの提案。
「アナタの脂肪、キロ一万円で買い取ります。」
まじ?まじ? まじ?
強欲なワタクシ、計算致しました。
コナミの会費 5,775円 × 6ヶ月 = 34,650円 也。
今なら入会金・登録料・入会月の会費無料キャンペーン実施中!
ん?! 半年で6キロ痩せたら、6万円 うしししし
9月1日コナミに入会して週に4日はジムやスタジオ、プールで汗を流し、
炭水化物はイカン!と、大好きな白飯控え、魚と野菜中心の献立・・・
しかし、水着だのフィットネスウェアだの初期費用が掛ったわりに、目に見えぬ効果
が・・・ 思わぬ人が痩せていったのだ。