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さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

鰆の味はなみだ味。

2006年05月26日 | 店先から
鰆です。
魚偏に春と書いて鰆。柔らかい魚で、春を告げる出世魚。

私は鰆が好きです。
以前勤めていた職場には食堂があり、
おばちゃんがひとりで全員の食事を作ってくれました。
優しいおばちゃんでした。
仕事で失敗して上司に叱られ、涙を流しながら食べたのがこの鰆。
おばちゃんに「元気出しなね。」と励まされ、煮付けた鰆を手渡されました。
涙のしょっぱさと煮つけの甘みがなんとも言えず、今でも忘れられない味(笑)。

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サワラ。
スズキ目サバ科サワラ属。
全長1mの細長い魚。頭はやや小さく、体は銀灰色。背は淡灰青色。
青緑色の斑点がある。

サワラを好きな人は多い。
鮮度がよければ、刺身が最高。
『サワラの刺身で皿をなめた』と言うくらいだそう(笑)。
鮨ネタとしても最高。しかし、大変身割れしやすく扱いには技術が必要。
『サワラぬ神に祟りなし』と言われ、鮨やさんから恐れられたとも(笑)。



こちらはサゴシ。
体長60cm以下をサゴシ(サゴチ)。サワラの弟ですね^^。


見てのとおり、サワラはスマート。
お腹が狭いという意味で狭腹(サハラ)が語源。
サゴシは狭腰。う、羨ましい限り・・・^^;。

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サワラの切り身です。

サワラは、旬なら刺身が圧倒的に美味。
他には塩焼き、煮つけ、照り焼き、吸い物、酢の物等・・・いろいろ。

で、我が家では・・・このサワラをから揚げにしました。
美味しかったですよ。
実はコレ、シマリスのデールが天国に行った日の夕飯のおかずでした。

やっぱり、鰆はなみだ味でした^^;。

レジ。

2006年05月23日 | 店先から
さかなやさんのレジが新しくなりました。

前のレジは18年選手。とうとう壊れました。
「本当にご苦労様でした。」

さて、新品のレジですが、カタログの中のイチバン安いレジです^^;。
義母が「私が操作できるのにしてちょうだい。」と言うので、
イチバン機能が少ないレジということになったわけです。
それでも前のに比べたら・・・これがまた素晴らしいです。

今日1日使ってみました。
なにか物足りない・・・。

そうです。今のレジは、
「ピッピッピッ。ツー。」とキレイな電子音。
前のレジは、
「ピッガシャ、ピッガシャ、ピッガシャ、ガシャガシャガーガッシャン。チーン!」でした(笑)。
いつの間にか、この長いうるさい音に慣れてしまい、
どうもタイミングがずれる・・・

シャシャモ。

2006年05月19日 | 店先から

シシャモです。
とくに言うことはありませんが、
このシシャモを大好きなお客様がいます。
おばあちゃんなのですが、いつも・・・

「シャシャモ、ちょうだい。」と、言います^^。

シシャモなのにな・・・(笑)。

***シシャモもシャシャモもシシャモのうち***



もずく。
さっぱりとしていて、美味しいですよね^^。
これを大好きなおばあちゃんがいます。

「いつものアレちょうだい。ほら、アレ。も・く・ず。」

おばあちゃん、もずくですよ(笑)。

***もずくももくずももずくのうち***



紋甲いか。
これを好きなおばあちゃんがいます。私も好きです^^。

「私はモンゴルイカが好きなのよ。モンゴルイカ入れてちょうだい。」

おばあちゃん、モンゴルではなくてモンゴウです(笑)。

***モンゴウイカもモンゴルイカもイカのうち***



刺身の盛り合わせ。
マグロだけでなく、タコやイカ、ホタテなどなど・・・
いろいろ食べられますね^^。
前にも投稿しましたが、相変わらずお客様の中には・・・

「あ~刺身の寄せ集めおくれ。」と、注文される方がいます。

調理場にいるダンナのところへ行き、
「はやく、そのへんの刺身を寄せて集めて。」と、耳打ちします(笑)。

***刺身の盛り合わせ、寄せ集めとはちょっとちがう・・・かな^^;***

有次と私。

2006年05月04日 | 店先から
有次  「ちーずさんよ・・・お前さんにゃ、俺を握るなんざぁ10年早ええぜ。」

ちーず 「有次さんよ・・・そんなこたぁわかってる。
    だけど、お客様がお待ちなのさ。悪いけど握らせてもらうよ。」


ズバズバズバ!(画面上にカーソルを置いてクリック!^^)

まずはホタテ。
     「ズバ!」

続いてイカ。   
     「ズバズバ!」

お次はサーモン。
     「ズバズバズバ!」

そしてそして・・・タコ!
     「ズバズバズバ!グニョ。アレッ!?」

有次  「ちーずさんよ・・・や、やるじゃねえか。
    昔は、俺に触りもしないのにそばに寄っただけで、
    指が切れたりしてたのに。」

ちーず 「フッ(笑)。
    あれには参った。『有次の謎の真空斬り』と私は呼んでいたな。
    まあ、今はこんなもんさ・・・。
    (って、き、緊張したっ。き、切れて良かった・・・。)」

有次  「しかし、ちーずさんよ・・・。
    タコがたくあんみたいに繋がってるぜ。
    やっぱり、お前さんにゃ10年早ええぜ。」

ちーず 「有次さんよ。ま、まあ、いいじゃないか(汗)。愛嬌ってもんさ^^:。」

ダンナ 「そういう訳にはいかねえぞ!
    俺が切ったと思われる。タコは一枚一枚切れてるか確認しろ。」

ちーず 「へい、へい。わっかりやした。(く、悔しーっ)」


有次と私。
昼間、ダンナがいない時にいつもこんな会話をしています(笑)。

目を見張るほど・・・。

2006年05月02日 | 店先から
メバルと申しやす。
ちーずさんちにやってきました。
ガングロです(笑)。

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「メバル」
英名はROCKFISH。
カサゴ目・フカサゴ科。
体長は20センチくらいのものが多い。
全身は黒褐色で、数本のぼんやりとした黒い縞がある。
口と目が大きく、大きく張り出した目から「メバル」と言われる。
北海道南部から九州、朝鮮半島南部まで広く分布。
海岸近くの海藻の多い岩礁域に群れをなして生息する。

旬は冬から春。
小骨が多く、食べるのに手間がかかるが、脂肪が少なく淡白な白身魚。
内臓を除いて、味噌汁や煮付けなどがオススメ。

*******

昨日、お昼に義母がこのメバルを煮てくれました。
義母とふたりでメバルを食べながら・・・

ちーず「なんでメバルって言うのかな・・・。」
義母 「・・・・・。
    たぶん・・・あれじゃない?
    目を見張るほど美味しいからってことじゃない?」
ちーず「ふ~ん。そうなのか・・・。」

そしてこの直後から、
なぜか私は大きく目を見開いてメバルを食べたのでした(笑)。
何かちがっていますね^^;。
メバル・・・ほんとに美味しかったですよ^^。



第3問。私はだ~れ?

2006年05月01日 | 店先から
こんにちは!クイズ『私はだ~れ?』のお時間です(笑)。
さて、今回の私は誰でしょう・・・。

ヒント。
遠い昔のお話です。
ちーずが学生の頃、酒屋の店番のアルバイトをしていました。
ある日、酔っ払いが来て、店先で横になり寝てしまいました。
そこへ駆けつけたオマワリさん。
彼はホッケーどう出身。同い年でした。
遠い北の国からひとりで埼玉にやってきて、仕事を頑張っていました。
すぐに友達になりました。
彼は少年隊のニッキに似ていました。
キャロライン・ヨーコのお兄ちゃんにも似ていました。
つまりちょっとハンサムで、ちーずは恋をしました。
しかし、性格はかなりのオヤジでした(笑)。
初めて食事をしたとき、食べたのは○ッケ定食。
「コレ、ウマイべ~。」と、しきりに言っていました。
緊張していたちーずは、味噌汁を飲むとき、
お椀が口まで届いていないのにお椀をかたむけ、
味噌汁を膝の上に全部こぼしてしまいました。
なのでちーずにとって、○ッケは恋の味。ではなくて、味噌汁の味(笑)。
そして、この恋はこれ以上発展することもありませんでした。
今も彼とは、年賀状のやりとりをしています。
同じホッケーどう出身の奥さんと可愛いお嬢さんが2人います。
「俺はいつか、ホッケーどうに帰る。だから結婚する相手もホッケーどうの娘にする。」
と、言っていたあの頃が懐かしいですね。
今年の年賀状に『永遠のニッキも40歳になりました。』と書いてありました。
オイッ、自分で言うな(笑)。変なヒントですが・・・

さてさて、私はだ~れ?(笑)


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正解は「ホッケ」。

上の写真は、シマホッケの開きでした。
「シマホッケ」とは愛称で、正式にはキタノホッケと言うそうです。
 焼くと、美味しいです^^。

コチラはホッケの開き。
 コチラも美味しいです^^。

今回のヒントはちょっと恥ずかしかったですね^^。
しかし、この時初めて食べたホッケは実に美味しかった。
よし!明日の夕飯のおかずはホッケだな(笑)。

とまと。

2006年04月28日 | 店先から
不思議なかたちをしたトマト。
トマトの上にイチゴがのっているみたい^^。

とまとの歌って、知っていますか?

♪と~まとって ふしぎな なまえだね
 うえから よんでも とまと
 したから よんでも とまと

♪と~まとって おしゃれな やさいだね
 ちいさい ときには あおいふく
 おおきく なったら あかいふく


こんな歌だったような・・・ちがったかな???^^;。

横から見ると、こんな感じ。
 リーゼントとまと(笑)。

第2問。私はだ~れ?

2006年04月21日 | 店先から
私は誰でしょう?

ヒントは、背中の模様^^。
ちーずさんちでは、私は塩をふられて売っています。
そうすると、売れるのだそうです。

いつも、さかなやさんに来るときに、こんなオシャレな箱に入っています。






私の顔もチラリ!目が凍ってる(笑)。


ちーずさんは、今に私もサバいてみせる!と意気込んでおります。
いつも意気込みだけは、立派です^^;。

さて、私はだ~れ?(笑)。


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答えは鯖です。
答えていただいたみなさん、ありがとうございました。
皆さん、正解!お見事でした。
我が家では、鯖は切り身にして生サバと塩サバで売っています。


正解された方の中から抽選で、
この甘塩シールと生シールをセットにしてプレゼント!
(って、いりませんね^^;)
次回は第3問です。お楽しみに!

目光。

2006年04月20日 | 店先から
大変ご無沙汰しております(笑)。

何が?というと、ひさびさの魚ネタ。
本日、さかなやさんで紹介するのは、この目光^^。

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目光(メヒカリ)。
標準和名は「アオメエソ」。
目が大きく、青緑色に光るので通称「目光=メヒカリ」と呼ばれている。
大きいもので体長15センチと小ぶり。

福島の親潮と黒潮がぶつかる「潮目の海」の深海で捕れる。
いわきならではの美味しい魚。
白身でたいへん脂がのっています。
塩焼き、から揚げ、天ぷら、干物にして食べるのが一般的。
傷みやすいので、‘生’で店頭に並ぶことの少ないお魚。

「目光は上品で美味。小さいながらも人気急上昇の
 知る人ぞ知る!注目のおさかな!!!」

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まったく知りませんでした。すみません(笑)。

そして、我が家にやってきたメヒカリクンはコチラ。


残念ながら、目も青緑ではなくなっていました。
魚は鮮度が命!ですね(泣)。
でも、正面から見ると可愛い顔していますよね。

えっ?そう思うのは私だけ・・・?

メヒカリクンの青緑に光る魅力的な‘おめめ’を見たい方はコチラ!

マスオです。

2006年04月07日 | 店先から
マスオです。
ちーずさんの店にいます。
いつもお客さんが、ボクを見るとです(笑)
子どもたちは、「おさかなだー!」と、
水槽にへばりついてボクを見る。
だから、ボクはカッコよく泳いでみせる。


マスオです。
好きな食べ物はマグロの切り落としです。
ダンナさんが1日一回、ボクにマグロをくれるとです(笑)
この時だけ、ボクはどう猛なサカナになる。



マスオです。
でも普段は、いつもこんな感じで、
まったりとしているとです(笑)
ちーずさんは、大きくなったボクを食べようとたくらんでる。(ないないっ^^;)
ボクを見る目が、血走っている時がある。(ないないっ^^;)


マスオです。マスオです。マスオです・・・(笑)。
どうぞヨロシク。