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桜木町 LOGBOOK

某上場企業の広報担当がビジネスや桜木町での日常生活について語っています。

ちょっと楽しみ

2012年05月22日 23時33分54秒 | 読書感想
この作家は友人Mさんの友人ということで、デビュー作も含め何作か読ませてもらった。今回のこの作品は間違いなく一番面白かった。物語のテンポ、展開が上手で、なかなか味のある文章がところどころにあり、数多くの小説を書くうちに、筆の力が上がってきたのではないか。ただ、私の好みからすれば、ミステリーのプロットがちょっと仰々しく(ある身内の裏切り者の件とか・・・)、結末もちょっとスッキリしない感じが残る。   . . . 本文を読む

いろいろ考えさせられる

2012年05月03日 22時32分07秒 | 読書感想
書店では文庫版の「1Q84」が山積みにされているが、私はハードカバーのものを買ってまだ読んでいない。それどころか、やっとこの「海辺のカフカ」を読み終わったところだ。この作品はいろいろなものが詰まっていて、私では評することができない。読み終わって何か感動が残るという訳ではないが、テンポの良いストーリー展開の中に随所に考えさせられるような場面があり、確かに面白いなぁと感じる。それはそうだろう。日本でベ . . . 本文を読む

クロスオーバーは成功?

2012年04月05日 23時38分01秒 | 読書感想
「真鍮の評決」(マイクル・コナリー著)読了。  ちょっと前に購入していたのだが、ようやく読む気になった。読む気にならなかった理由の一つはミッキー・ハラー・シリーズの第一作が余り気に入らなかったこと、同作家の人気シリーズの主人公ハリー・ボッシュが登場するということで、人気取りの雰囲気を感じたからである。  ストーリーはある弁護士が駐車場で撃たれ、その事件をハラー弁護士が被告人側の弁護を受け継ぐの . . . 本文を読む

面白いけど・・・

2012年02月27日 22時52分35秒 | 読書感想
スティーブ・ハミルトン「氷の闇を越えて」を読了。この作家の作品は「解錠師」が初めてで、その読みやすさやストーリー展開のスムーズさが気に行ったので、他の作品も読んでみた。この作品はかなり典型的な探偵の小説と言って良い。元警察官の探偵が友人からの電話で殺人事件に巻き込まれていくのだが、自分が警察官を辞めるきっかけとなった発砲事件が絡んでいくストーリーで、「金持ち」「美人との不倫」「高慢な老夫人」などの . . . 本文を読む

結構、好み

2012年01月27日 23時16分29秒 | 読書感想
若干マニアックな話だが、最近ハヤカワのポケットミステリから出版されている作品は優れたミステリが多い。私は読む速度が遅いので、ポケミスだけを追いかけて読んでいても1年が経ってしまうぐらいなので、選別しながら読んでいるのだが、今回の「解錠師」もなかなかの作品だった。  高校生のマイクが金庫破りになって、いくつかの犯罪に加担するというお話で、本格的なミステリというよりは、青春小説の色が濃い。前後する時 . . . 本文を読む

評価は人それぞれ・・・

2012年01月13日 23時33分18秒 | 読書感想
友人Mさんからジェフリー・ディーヴァーの書いた「007・白紙委任状」を借りて読んだ。ストーリーとしても面白いし、人物描写もしっかりしている、セリフもまあまあ、小道具も小洒落ている・・・ということで、まあ新しいスパイ小説として読む分には十分に楽しめるのではないだろうか。007としてどうかというと、評価が厳しくなるだろう。作者は無理に世界中にいるジェームス・ボンドファンに媚びることなく、割り切って、自 . . . 本文を読む

今年の1位を読んだ

2011年12月18日 17時54分49秒 | 読書感想
今年のあるミステリー紹介本で外国作品部門1位になった作品、スティーブ・ゴードン著「二流小説家」を読んだ。さて、どう評したら良いのだろうか。売れない小説家が収監中の連続殺人犯から犯行手記を書いてくれと依頼があり、取材をしていくうちに事件に巻き込まれるという着想は面白いし、本格ミステリーの仕掛けとしても良くできている。さらに「ああ、終わったはずなのに・・・危ない!」というようなサスペンス的な要素も加わ . . . 本文を読む

いまさらながら

2011年11月26日 22時08分34秒 | 読書感想
何を今更と思われるかもしれないが「ノルウェイの森」を読んだ。私が大学生(1年生だったか)の頃に流行した作品で、私の周りの友達も結構読んでいたと思う。私もあの緑と赤の装丁の2冊を買ったのだが、何となく読む気がしなかった。当時、本はミステリか歴史モノしか読んでいなかったのだ。今から思えば、あの頃やっと世間の高校生並みの精神年齢になっていたのだろう。  さて、今回(恥ずかしながら)初めて読んで、バブル . . . 本文を読む

トップレベル間違いなし

2011年11月15日 22時36分40秒 | 読書感想
依頼人に代わって謝罪をする仕事を始めた4人の若者が、ある日依頼に基づいて指定場所に行くと壁に磔にされた女性の死体を発見する。これから4人の運命が雪崩を起こすように崩れていくのだが、まさにあれよ、あれよの展開。その発想自体も面白いし、事件発生までの登場人物の人間関係や心理状態などが重厚で、作者の卓越した才能のなせる技としか言いようがない。サイコサスペンス的で個人的にはあまり好きな部類ではないが、とに . . . 本文を読む

面白かったけど

2011年10月07日 23時38分19秒 | 読書感想
知人よりお借りした「下町ロケット」を読み終えた。とても「いい話」でストーリーはとても楽しめるし、キャラクターも分かりやすく立っていて面白かった。終りの方ではかなりグッとくるものがあった。  ただし敢えて言わせてもらえば、ビジネス本に時々小説仕立てのものがあったりするが、雰囲気としてはそんな感じ。個人的な好みの問題ではあるが、描写や表現がビジネス・エンターテイメント漫画と同じ感覚で、文学としての奥 . . . 本文を読む