まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

まちづくりにもイノベーションが必要です。

2006-07-20 08:33:09 | おすすめ書籍など
以前、「情報デザイン入門」の著者渡辺保史さんにご紹介いただいたデザイン・ファームIDEOはとてもエキサイティングでプロフェッショナルな実践型知識集団。そのGM/トム・ケリーが書いた↓この本、まちづくり関係者や社会起業家にオススメ◎です。

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

早川書房

このアイテムの詳細を見る
(訳者は偶然にも、ジェフリー・サックスの著書「貧困の終焉―2025年までに世界を変える」を翻訳している鈴木主税さんでした。)


硬直した現状を打破するには、一体どんな人材が必要なのか?

”イノベーション”を起こすのに、必ずしも天才は必要ありません。
むしろイノベーションはチームプレーです。
「あなたの周りにもきっといるこんな人材10人」の10とおりの役割(実際には一人が複数の役割を担う方が多いですが…)について、IDEOや民間企業での実例や例え話を混ぜながら、軽快な文章で楽しく紹介しています。

本著は、とりわけ人材の不足が指摘される地域再生に有効性(大)です。
ここで大事なのは、他所から人材を持ってくるというのではなく、”地域内の人材を発掘する”ということ。外部からの人材調達は、短期的には成功したように見えても、決して持続可能とは言えません。
地域再生マネージャー制度を活用するとしても、”依存”ではなく”利用”する意識がなければ持続的な成功を手にすることは難しいでしょう。
これには、”inside out”を理念とする【まちづくりのABCD】と併せて学びたいところです。

まちづくりにはイノベーションが必要です。
外部依存型から内発型へとパラダイムを転換せねばなりません。

さらに言うなら、まちづくりのフィールドワークにもイノベーションが必要です。

『より楽しく、より気軽に、誰もが参加でき、しかも効果的に。。。』

世界で活躍するデザイン・ファームIDEOがそうであるように、まちづくりのプロセスをデザインすることが重要です。
中でも、コミュニケーションに力点を置き、発展過程をマネジメント・サイクルに見立てた①NPO法人まちの縁側育み隊の延藤安弘さん(参照:幻燈会)や、②SFCの加藤文俊さん(参照:POSTメソッド)のようなアプローチは非常に有効です。周囲の人々をワクワクさせてくれる魅力とポテンシャルを備えています。それぞれ各種メディアに取り上げられていますが、今後ますます注目されることでしょう。

…というわけで、
手前味噌ですが、こちらのフォーラム↓で加藤先生にお話いただけることになりました!ご関心のある方は、是非お越し下さい。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 7月28日(金)夜 ~第1回 ComPusフォーラム~
          主催:NPO法人地域経営支援ネットワークComPus
   ゲストスピーカー:加藤文俊 慶応大学SFC助教授
 詳しくはこちら↓
    http://compus.seesaa.net/article/20655180.html

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

加藤先生のココロミ
ケータイでまちをつくる1~4(ケータイ・ラボ)
POST
podwalk(音声ガイド付き地図)
ログ宣言
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エコ先進自治体:滋賀県の動き | トップ | ◎清流の街がよみがえった~地... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おすすめ書籍など」カテゴリの最新記事