


残り6試合。ホーム湘南、アウエー仙台、ホーム長崎、アウエー神戸、ホーム横浜、アウエー鹿島となります。現在の勝点30ですから、残留ラインの40以上には4勝2敗が基準。個人的に鹿島との最終戦は計算に入れたくない・・横浜戦で逃げ切りたいものです。
ホームの湘南、長崎、横浜は確実に勝利し、アウエー仙台、神戸はせめて1勝1敗の計算。この厳しい状況で、湘南戦に負けると後がなくなります。吉田が復帰し、泥臭くとも勝点3は残留に絶対条件!
明治安田J1が最終盤に差しかかる中、ベストアメニティスタジアムでは16位・鳥栖と暫定14位・湘南、勝点差2の両者がJ1残留争い直接対決を迎える。
アウェイでの2連戦を戦った鳥栖だが、前々節・柏戦は1-1の引き分け。そして、前節・札幌戦では1-2の敗戦。1勝6分7敗と分の悪い成績となっているアウェイ戦で、勝点を伸ばすことができなかった。前節は先制を許しながら終盤に追いつく粘りを見せたものの、終了直前にPKで勝ち越し点を許してしまった。
一方の湘南は前節・磐田戦が台風24号の接近により中止となったため、今節が10日ぶりのリーグ戦となる。直近のリーグ戦も台風による延期試合となっていた第18節・川崎F戦だった。試合の終盤に再三のピンチが訪れたが、守護神・秋元 陽太のPKストップなどもあり無失点でしのぎ、勝点1をモノにしている。
両者の対戦は今季四度目。鳥栖にとっては2分1敗と勝利がない。しかし、3試合ぶりに戻ってきたホーム戦は、鳥栖にとって大きな自信を持って戦える環境になっている。鳥栖はホームでは公式戦6試合負けなしで5連勝中と、際立った好調ぶりを見せている。前回のホーム戦では首位に立っていた広島を撃破しており、サポーターの作り出す雰囲気も含めて、乗り込んでくるアウェイチームにとってはまさに難攻不落の雰囲気が醸し出されている。特筆すべきはその守備の堅さだ。6試合負けなしの期間はすべての試合で無失点を記録しており、堅い守備で試合を粘り強く進めながら、訪れたチャンスを確実にモノにするという流れができている。選手たちの自信という意味でも、ホームの環境は鳥栖にとって大きなものであることは間違いないだろう。
ただ、通常の試合とは違った面が出てくるのが残留争いの難しさだ。前節、試合終盤に追いついた鳥栖だが、通常であればアウェイでの勝点1は許容範囲のはず。しかし、残留争いの渦中にあるチームにとってはやはり、勝点3が必要だった。得点を挙げた小野 裕二が「アウェイでは1-1で終わるところが必要だったかなと思います。ただ、自分たちのいまの状況を考えると勝ちにいくことも必要だと思ったから、自分たちも前に行きました。その結果、やられてしまったというところはあると思います」と話すように、残留争いというシチュエーションが選手たちの意識、チームの戦いぶりに影響をもたらしているのは間違いない。サッカーはメンタル面の影響が多大にあるスポーツと言われる。残留争いの直接対決だからこそ、その面がより色濃くなるのは間違いないだろう。
下に位置する鳥栖にとっては、湘南に勝点3を与えてしまえば残留争いで苦しい立場に追い込まれてしまう。ホームでの好調を維持し、なんとしても勝点3を奪取しなければならない。この要素もまた、メンタル面に影響を及ぼすだろう。残留争いの直接対決だからこそ、メンタル面での駆け引きが生まれる一戦は興味深いものになるはずだ。
気になるのは台風ですが・・こればかりは天任せ。週末台風で暫定が増えるってのは条件として悪くなりそう。6日は夜勤なので、スマホ観戦になります。もう、勝利を信じるってより、祈るって心境です・・