




残留争いで、下位が強い・・磐田も松本も必死です。FC東京に勝って、気持ち的に鳥栖が優位に行けるんじゃないかと楽観したけど、なかなかですね。最終戦までもつれるのかなぁ~
J1残留の生き残りを懸けた戦いは、まさに死闘となった。特に勝点3が必須な磐田は、最後まで死力を尽くして逆転を目指したが、あと1点が遠かった。
横浜FMに敗れた前節から1箇所を変更した磐田は、フェルナンド フベロ監督体制下で初先発となる大井 健太郎が明治安田J1第22節・湘南戦以来の復帰を果たした。大井をCBで起用したこともあり、右SBには大南 拓磨、左SBに小川 大貴という最終ライン構成で試合に入った。
前節劇的な勝利で波に乗っている鳥栖は、前節と同じ11人をピッチに送る。前線には、絶好調な豊田 陽平と神出鬼没な動きで最終ラインを突く金崎 夢生という強力な2トップでスタートした。
前半序盤は、鳥栖が豊田、金崎をターゲットに最終ラインからのハイボールを送り、サイドでうまく数的優位を作ることで相手の最終ラインの攻略を試みた。その形から先制点も生まれた。最終ラインから豊田をターゲットにしたハイボールのこぼれ球を拾い、イサック クエンカが左サイドからドリブルで仕掛けて、ペナルティーエリア付近にポジショニングした金崎へ縦パスを入れる。金崎とのワンツーで相手最終ラインを突破すると、イサック クエンカの技ありシュートがゴールをこじ開けた。
立ち上がりの失点で厳しい状況に追い込まれた磐田は、ボランチが1枚下がって最終ラインからビルドアップを試みるが、前線からハイプレスを仕掛けてきた鳥栖の前に思うようにゴールに迫れない。それでも前半終了間際に、大南のクロスをルキアンが頭で合わせて同点に追いつく。これがルキアンにとっては、移籍後初得点。前半から相手を背負ったプレーで鳥栖を苦しめていた男がチームを活気づける得点で良い形で前半を折り返した。
後半はより前線のルキアンを生かしたハイボールから攻撃を組み立てた磐田は、逆転するために54分に藤川 虎太朗に代えて、アダイウトンを投入。63分には、ルキアンとアダイウトンの連係からゴールへ迫ったが、アダイウトンの左足シュートは枠を捉えず。
すると逆に金崎の個人技がゴールをこじ開けた。ペナルティーエリア付近で相手を背負ってボールを受けた金崎は、相手に囲まれながらも個人技で打開し、放ったシュートがネットを揺らして鳥栖が再び勝ち越しに成功する。
ただ磐田も粘りを見せる。84分にアダイウトンのオーバーヘッドが絶妙なコースを捉えて、再び同点に追いつく。このスーパーゴールが決まり、磐田の勝利を信じるサポーターの声援もより一層高まり、逆転を後押しする。ただその後も荒木 大吾のシュートやアダイウトンのボレーなど磐田が決定機を作り、逆転まであと一歩のところまで迫るが、最後まで相手を上回る1点は遠かった。
この結果と敗れた湘南の結果を受けて鳥栖は、約5カ月ぶりに自動降格圏から脱出した。対する磐田は、数字上は可能性を残すが、J1参入プレーオフ圏となる16位とは依然として勝点9差。J1残留に向けて首の皮1枚で望みをつなぐ結果となった。
まぁ、FC東京にドロー、磐田に勝ちと予想してたので、勝点計算は一緒か。とにかく残留!