Vanteyのアース線(もしくは枯れた資料帳)

怠け者のウィキメディアン・Vanteyの、脳内が帯電してきた時のはけ口。非百科事典的。過度な期待はしないでください。

『たまゆら~hitotose~』1話に塗り忘れがあったので

2011-10-14 07:01:58 | 作品ネタ
前回予告した横須賀市汐入のネタはまた今度。
公私に資料が溜まってて忙しいので。

忙しい理由ははっきりしていて、かねてからの個人的注目作、テレビアニメ化されていよいよ2011年10月から放送が始まった『たまゆら~hitotose~』(原案・監督・シリーズ構成: 佐藤順一、助監督: 名取孝浩、総作画監督: 渡辺はじめ、美術監督: 田尻健一、色彩設計: 川上善美、アニメーション制作: TYOアニメーションズ)を暇さえあれば穴が開くほど観てるので。
それで早速、第1話(脚本・絵コンテ: 佐藤順一、演出: 名取孝浩、作画監督: 音地正行・橋本和紀・杉本 功・羽生貴之、レイアウト監修: 熊谷哲矢、デザイン協力: 小林明美)に作画ミス?を発見したので。

場面は終盤、主人公の沢渡楓(さわたり ふう)の竹原駅下車シーン。




105系電車の前面方向幕、行先駅名「広」は黒太文字とすべきところを、輪郭内を塗り忘れて白抜きになってしまっているので。

あともう一つ、OPとEDのクレジットなんですが、



EDのほうの「名取〈考〉浩」は誤植ですよね?

   *  *  *  *

この作品は舞台となる広島県竹原市竹原とその周辺の町(と、第1話は神奈川県横須賀市汐入の町)の背景美術の美しさが売り物の一つとなっていますが、それは町並みや小物ばかりではありません。
昨年のOVA版から思っているのですが、町や山の木々、飾られた花や観葉植物などの、植物の描写もまたなかなかに素晴らしいのです。




――と持ち上げておいて落とすつもりでもないのですが、上掲の2カット、

 ・初夏(夏服なので6月頃か)にもなると、関東地方で躑躅の咲く時期としては1ヶ月以上遅いのではないか?
 ・2月(の下旬頃だろう)~広島県では3月上旬の高校受験シーズンにしては、竹原駅前のプランターにやや花が咲きすぎではないか?

というささやかな疑問を感じなくもなかったり。
ですがまあその辺は作中世界(必ずしも現実世界と完全一致している必要はない)内では、きっとうまくいっているのでしょう。その時期に咲く品種が植わっているとか。
いずれにしてもこのような季節描写には、彩りのある画面を作ろうという美術・彩色スタッフの奮闘の跡が感じられます。


『たまゆら~hitotose~』は AT-X と全国地上波6局で放送中。
またNECビッグローブのアニメ配信サイト『アニメワン』でも配信中(最新話は1週間無料、第1話は2011年10月31日まで無料)です。
現在の最新話は第2話(10月18日まで無料)。そして昨2010年製作のOVA版(ストーリーの時系列はTV版1話と2話の間にあたる)も10月16日まで無料配信中ですので、出遅れた方も復習する方も既発表全話を制覇するチャンスは今です。
良い話ですので、ぜひ。

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アニメたまゆら・公式サイト
http://tamayura.info/
アニメたまゆら・公式サイト
たまゆら~hitotose~の配信・動画情報 【無料動画あり】 | アニメワン
http://anime.biglobe.ne.jp/title/4383/
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Summary of images:
Description = 『たまゆら~hitotose~』第1話「わたしのはじまりの町、なので」 場面写
Date = 2011-10
Author/Permission = (c) 2011 佐藤順一・TYA/たまゆら製作委員会 / 日本国著作権法32条1項に基づく引用


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