今回の会議には北米で開催されたこともあってか、いつもより多くの環境NGOが会議に参加しています。気候変動問題の国際交渉では、CASAも参加する気候行動ネットワーク(CAN)という世界の約360の環境NGOが参加するネットワークが活動しています。
CANは、気候変動問題を解決するためのNGOの戦略をたて、実行するロビー活動が主たる活動です。具体的には、文字どおり会議場のロビー(廊下など)で、政府関係者などをつかまえて情報収集したり、「eco」というニュースを発行したり、その日の会議でもっとも後ろ向きの発言や行動をとった国に対し「今日の化石賞」を授与したりしています。
そのために、会議中、毎日午後2時~3時にミーティングが行われるだけでなく、会議の前と中間の日曜日に戦略会議をもって、情報交換やロビー戦略などが話し合われます。日本の環境NGOも、毎日集まって情報交換をしたり、日本政府にロビー活動を行ったり、日本から来ている記者へのブリーフィングを行ったりしています。
また、会議中に必ずパーティが企画され、このパーティには政府の代表団からもたくさんの人が参加します。