★79回目の原爆の日(2024年8月6日午前8時~)*NHK報道番組を撮影★
広島に原爆が投下されて、今日で79年。
広島の街は深い祈りに包まれています。
☆★=☆★
「平和記念式典」
<式次第>
1.開式(8時00分)
2.原爆死没者名簿奉納(8時00分)
3.式辞(8時03分)
4.献花(8時08分)
5.黙とう・平和の鐘(8時15分)
6.平和宣言(8時16分)
7.放鳩
8.平和への誓い(8時24分)
9.あいさつ(8時29分)
10.ひろしま平和の歌(8時46分)
11.閉式(8時50分)
式典では、
この1年に亡くなった人や死亡が確認された人、
合わせて5079人の名前が書き加えられ、
34万4306人の原爆死没者名簿が
原爆慰霊碑に納められました。
原爆が投下された午前8時15分には、
広島の街全体が、
黙とうをささげて、
犠牲者を追悼します。
家にいる人はもちろん、
車の運転をしている人も、
電車に乗っている人も、
会社でお仕事をしている人も、
街を歩いている人も、
(できる限り)
8時15分には、
行動を止めて、
静かに黙とうをします。
広島では昔からのならわしになっています。
☆原爆の子の像☆
【 平和宣言 】
【 広島市長 松井 一實 】
皆さん、自国の安全保障のためには
核戦力の強化が必要だという考え方をどう思われますか。
平和記念資料館を通して望む原爆死没者慰霊碑、
そこで祈りを捧げる人々の視線の先にある原爆ドーム、
これらを南北の軸線上に配置したここ平和記念公園は、
施行から今日で75年を迎える広島平和記念都市建設法を基に、
広島市民を始めとする平和を願う多くの人々によって創られ、
犠牲者を慰霊し、平和を思い、
語り合い、誓い合う場となっています。
かつてゴルバチョフ元大統領は、
「われわれには平和が必要であり、
軍備競争を停止し、核の恐怖を止め、核兵器を根絶し、
地域紛争の政治的解決を執拗に追求する」
という決意を表明し、
レーガン元大統領との対話を行うことで共に冷戦を終結に導き、
米ソ間の戦略兵器削減条約の締結を実現しました。
皆さん、混迷を極めている世界情勢をただ悲観するのではなく、
こうした先人たちと同様に決意し、
希望を胸に心を一つにして行動を起こしましょう。
そうすれば、
核抑止力に依存する為政者に政策転換を促すことができるはずです。
必ずできます。
他者を思いやる気持ちを持って交流し対話することで
「信頼の輪」を育み、
日常生活の中で実感できる「安心の輪」を、
国境を越えて広めていくことです。
そこで重要になるのは、
音楽や美術、スポーツなどを通じた交流によって
他者の経験や価値観を共有し、共感し合うことです。
こうした活動を通じて
「平和文化」を共有できる世界を創っていきましょう。
本日、被爆79周年の平和記念式典に当たり、
原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、
核兵器廃絶とその先にある世界恒久平和の実現に向け、
改めて被爆者の懸命な努力を受け止め、
被爆地長崎、そして思いを同じくする世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。
皆さん、希望を胸に、
広島と共に明日の平和への一歩を踏み出しましょう。
【令和6年(2024年)8月6日】
※ 松井市長の「平和宣言」は、
(全文ではなく)一部を引用させていただいています ※
この世から戦争がなくなり、
世界の人たちに「平和」が訪れますように、
心よりお祈りしております。
☆ 歌音 ☆