★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

「病は気から」

2009年03月12日 | 乳がん
昔から、「病は気から」ということわざを耳にします。

「病気は、その人の心の持ち方次第で、軽くもなるし、また重くもなる」という意味ですね。


私が癌の再発や転移を恐れていた頃、いつも母が言っていました。

「病気はね、クヨクヨしている人に近づくの。
『病は気から』っていうでしょ?
明るく、強い気持ちで、病気を追い払いましょうね。
取り越し苦労はマイナスよ・・・」


そのことが痛いほどわかっている私は、

「そうね・・」と、返事をしていましたが、

一方で、

「そんなことを言ったって、この不安は取り払えないわ・・
癌の私に明るくなれって、無理・・」

陰の私がつぶやきました。

検査のたびに、結果を聞きにいくのが怖くて、怖くて・・・

毎回、母から、「気分を明るくもって!」って励まされました。

姉も妹も、もちろん夫も、傍で勇気づけてくれました。

乳癌と肺癌を克服するまでの10年余り、その繰り返しだったように思います。

3年目、4年目に乳癌再発、
4年目には肺癌発病という試練もありましたが、
今、生きていられるのは、母の「病は気から」の教訓のお陰です。

支えてくれた家族に心から感謝しています。


そして、今になって思うことは、
(癌のような)大きな病気と闘うとき、
強い精神状態を保つよう努力をすることがとても重要だということです。
日々の生活の中で、なにか楽しいことを見つけ、
気持ちを切り替えて、
自分自身を上手にコントロールし、朗らかに暮らせば、
種々の病気や癌細胞に対する抵抗力がつき、
再発や転移を予防したり、治す力も増大してくるのではないかと思います。

免疫力も高まり、きっといい方向へいくはずです。

私の周りにも、現在、大病と闘っている方が数人いますが、
精神力の強い人の方が、回復に向けて良い兆しがみえている気がします。

病気に負けてはダメです。
病気に勝ちましょう。

ケースbyケースだとは思いますが、
自分の努力や工夫、心の状態が、
癌の進行を予防したり、回復に大きく影響することを忘れないで・・
希望をもって、プラス思考で、
明るく過ごす方が自分にとっても気が楽ですね。

「病は気から」
「気軽ければ病軽し」
「養生に身が痩せる」
「心配は身の毒」・・・などのことわざがあるように、

健康な時も、病気になっても、心の持ち方が大切ということです。

今、闘病中の方も、頑張ってくださいね。

私も頑張ります。

重複癌の私にとって、
転移や、原発性の癌になる不安は生涯ついてきます。

お互いに、明るい気持ちで乗り越えましょう。





 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする