チャリポタ DAITAI WEEKLY

健康の為はじめた自転車が高じて、街や郊外を探訪するようになると、普段は見えていなかった景色が見えてきた。

リニア・鉄道館

2012年01月25日 | Weblog
男の子なら誰でも、いや殆どの子供は電車や汽車に興味を持ち、オモチャで遊んだり本物を見にいったりするものです。かく言う私も”電車小僧”とまではいきませんでしたが、子供の頃は結構好きだったようです。

昨年3月、名古屋にJRのミュージアム、「リニア・鉄道館」が出来ました。蒸気機関車はじめ昔懐かしい電車、新幹線から現在計画されているリニアモーターカーまでの実物車輌が展示されています。その他にも在来線・新幹線の運転シミュレータや歴史展示室、鉄道ジオラマなどなどがあり、子供達から鉄道マニアまで楽しめるミュージアムであるとのこと。

先日名古屋に行ったついでに、前々から行ってみたいと思っていましたので寄ってきました。港区の金城埠頭にあります。


入り口のエントランスホールに続くりシンボル展示場には、SL車輌の「C62]、新幹線の未来系「300X」そして超伝導リニアの「MLX01-1」が並んでいます。圧巻です!






シンボルエリアにある実物です。左が300X、右がMLX01-1=超伝導リニアです。





左2輌が300系、次が100系、奥の鼻の丸いのが懐かしい0系、一番右のクリーム色が旧特急”しなの”。車輌の前は、鉄道ファン=通称鉄ちゃん達で一杯です。





右端の電車は、戦前京阪神間を走っていた特急電車だそうです。





懐かしい車輌もあります。たしか”湘南電車”って呼んでいましたよね。





これは「桜木町事件」で焼けた電車と同型の車輌。昭和26年に横浜の桜木町構内で架線事故の為車輌火災が発生、電源を喪失した電車は自動ドアが開かず、非常用コックの位置も分からず、おまけに窓には鉄の桟(さん)が付いていて乗客は外に出ることが出来ませんでした。200人近い死傷者を出したという痛ましい事故がありました。衝撃的な事件でしたのでよく憶えています。

それ以来、ドアの非常用コックを分かり易い位置に付ける事が義務付けられたそうです。





車輌の中に小型の蒸気機関車が組み込まれた珍しいもの。





ご存知!「ドクターイエロー」です。新幹線の安全運行のため、夜中に走っていた総合試験車です。





広い館内には新幹線の0系、100系、300系の車輌から昔懐かしい車両まで、30輌以上は展示されているでしょうか。







工事用の車輌の模型。こうしてバラスをひいていくんですね。






レール交換機の模型。古いレールを外しながら同時に新しいレールを敷く??? どうなっているんだろう?と調べていたら、後ろから勢い良く子供が走ってきていきなり模型に付いているレバーをガチャガチャガチャガチャ!・・・・

子供って動くものを見つけると、飽きるまでずっと動かしていますよね。!・・・

もう調べるのはあきらめるしかありません。 (笑)




映像シアターやリニア展示室などを見学して次はお目当ての一つ、「鉄道ジオラマ」です。

子供の頃、模型屋さんから電車の線路を買ってきて、部屋中つなぎ合わせて遊んでいて「これじゃ歩けないじゃないの・・・!」ってよく怒られた事を思い出しました。

広いスペースにレールが縦横に引かれていて、色々な型の電車が走っています。山や川、海、トンネルに鉄橋、ビルや街が作られています。1日(昼と夜)の移り変わりが再現されています(始発から終電までなんでしょうか)。

子供たちは目を輝かせてジオラマに釘付けです。






富士の麓を走る新幹線。(勿論架空の場所)





”登呂遺跡”も再現??





何処の駅なんだろう?





夜はナイターをやっています。応援の声も聞こえてきます。

ジオラマ会場は入れ替え制ですが、20分ほどで見られます。





2Fには旧国鉄バスの第1号も展示されています。当時は日本の自動車産業の育成のために国産車が採用されたそうです。




当日は日曜だった為に、子供連れ、鉄道ファンが多すぎてゆっくり見ることが出来ませんでした。ウィークデーにゆっくり行くことをおすすめ。


館内には休憩所、キッズコーナー、ミュージアムショップ、駅弁の販売所(デリカステーション)などがあり、鉄道ファンでもファミリーでも1日ゆっくり楽しめます。(但しシミュレータの運転は人気があるため抽選です)


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それにしてもいつ頃からだろう、私が電車(いや、当時は汽車)に興味をもちはじめたのは・・・?。


戦争が終わってすぐに、祖母が私を背負い、すぐ上の兄の手を引いては度々駅に連れて行ってくれた事をおぼえています。2人に汽車を見せるためだと思っていました。



・・・・ずっと後になって知ったんですが、戦争に行っていつ帰るとも分からない孫(歳の離れた長兄)の帰りを毎日のように駅に迎えに出ていたんだそうです・・・・。











今シーズン初めての雪は?

2012年01月22日 | Weblog
朝、玄関をあけると近くに大量の黒い煙が・・・、「なに?・・火事?・・」
どう見ても火事のようです。消防車のサイレンの音は聞こえません。お隣さんも「火事じゃありません?火事ですよね?・・・」火は見えませんが、煙が凄いです。そのうちにサイレンの音が・・。

火事ですっかり目が覚めた今朝でした。








「寒の入り」から一週間、寒い日が続きました。めったに雪の降らない静岡ですが、先週はこの冬で始めての雪化粧が市街地周辺の山々で見られました。









「大寒」に入ってから寒さが少し戻ったようで、降った雨は雪にならなくて幸いでした。
少しでも雪が降ると、暫くチャリは走り難いんです。風は冷たいし、道は濡れているし。


静岡の市街地に雪が降るのは冬の終わり頃が多いんです。市街地の屋根が一面真っ白に染まると「あゝ、もう少しで暖かくなるんだ・・・」といつもは思うのですが、まだ1月の半ば、暫くは寒い日が続きそうです。

寒の入り

2012年01月08日 | Weblog
おだやかな新年の「三が日」でした。

暮れに寒い日が続いたためか、風もなく暖かさえ感じられた正月。どこの神社も初詣の人で大変な混雑でした。

喧騒を離れていつもの公園へポタリング。ここは別世界のような静けさ。







公園の木々は葉を落とし、冬の真っ最中。公園の周りにたくさんあるプラタナスの木は、昨年葉を落とした後に暖かい日が続き、あちこちで小さな葉を付け始めました。その後の本格的な寒さでまた葉が枯れましたが、春にはちゃんと緑の葉を付けてくれるのでしょうか。











大きなポプラの木も静かに春を待ちます。







小寒も過ぎて「寒の入り」、寒さも一段と増してきます。