チャリポタ DAITAI WEEKLY

健康の為はじめた自転車が高じて、街や郊外を探訪するようになると、普段は見えていなかった景色が見えてきた。

やぶきた

2008年08月19日 | Weblog
8月31日まで県立美術館にて「鑑真和上展」が開かれています。

これだけの国宝、重文等沢山の至宝を唐招提寺以外で拝観出来るのは、ここ静岡県立美術館が最後と言う事です。

子供の頃修学旅行で行った事だけは憶えているんですが、唐招提寺に何があったか全く記憶に残っていません。(笑)

改めて鑑真和上の偉業、唐招提寺の歴史を知り、鑑真和上が日本史、日本仏教史に与えた影響の大きさに驚きと素晴らしさを感じました。なかなか見応えのある展覧会です。ぜひご一覧を・・。


ところで、国道1号線と並行して走る南幹線道路から県立美術館へ向かう道路沿い西側に、日本緑茶で知られている ”やぶきた” の原樹があります。
「やぶきたの名前やその由来は聞いてはいたんだけれど、へぇ~、こんな所にあったんだ」と思いつつ、展覧会の帰り道にちょっと寄ってみました。

ご存知の通り、日本茶では一番有名な品種”やぶきた”です。
茶の品種改良の先駆けで、茶樹の研究家の杉山彦三郎が1908年に、優れた性質を持った優良品種を見つけたものだそうで、今では全国の茶樹の80%近くがこの”やぶきた”だそうです。





お茶は、種で栽培するのが困難(安定した種が育たない)なので、今は「挿し木」で増やすのだそうです。

すごいですね、この樹の子孫が全国の茶園のほとんどを占めているんですね!

この”ウルトラスーパー茶樹”もここまで寡占化してくると、利点も勿論たくさんありますが、反対に寡占化の弊害と言うものも、最近ではいろいろと出て来ているようです。例えば病気に対しては、全国みな同じ性質を持ってしまっているし、病気や寒さには強く、安定はしているとは言うものの、そのため、品質や価格の差別化は出来ないし、などなど課題も出てきているようです。

ともあれ、我が県が誇るこのすごい”ウルトラスーパー茶樹、やぶきた”と、杉山彦三郎翁に乾杯!



まだまだ暑い!

2008年08月17日 | Weblog
立秋も疾うに過ぎたというのにまだまだ暑い!北京オリンピックの熱気以上に静岡も暑い!ちょっと日向に出ると頭がクラクラします。

暑さに負けないように街にポタリングに出かけます。走っている時はチョットだけ風が涼しいのですが、止まるとムッとする熱気で汗がぽたぽた垂れてきます(年寄りの・・・・にならないように帽子を被って、水筒を持って、ハンカチをもって・・・これじゃただの遠足です)

秋の気配はどうかな?ということで近くの公園を覘いてみました。





花が一番少ない時期なんでしょう、しょぼくれていて雑草も生え放題!公園を管理する方もこの暑さには耐え切れずサボって・・・いや、夏休みなのかな? (笑い)





百日紅の林に入ります。花もすっかり終わってしまって、みな黒い実を付けていました。周りの木々の緑も色濃くなって、いよいよ秋の準備に取りかかっています。







池の脇に少しだけ遅咲きの百日紅が咲いていました。どの世界にも一拍遅れるヤツはいるんですね(私みたい!)





花壇の夏の花も、もうお仕舞い。早く秋が来い!