11月の「大道芸ワールドカップ」が終わると静岡も秋が深まります。そろそろ冬も近づいて来ています。
先日、駿府城公園に新しく完成復元された坤櫓(ひつじさるやぐら)の見学に行ってきました。
その前に11月初めに行われた「大道芸W.C」の様子を少々。
相変わらずの人出でした。今年は開催期間の後半は天候に恵めれて多くの見物人で賑わいました。
見物人が多すぎて近づけません。遠くから見物できるのはここぐらいかも。
相変わらずハラハラ、ドキドキの演技です。最近は仕掛けがどんどん大掛かりになってきているようですが、それでも街の中では昔ながらの大道芸人がいろいろなパフォーマンスで、見物人を楽しませていました。
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「坤櫓」にやってきました。ここは、既に復元されている「巽櫓」の反対側の石垣の一角に復元されています。巽櫓がお城の辰巳(南東)の方角にあるように、坤櫓はお城の未申(南西)の方角にあります。
江戸時代、安政の大地震で崩壊したままになっていたものを復元したもので、復元とは言っても駿府城は天守閣もそうですが「指図」(設計図)が残っていません。その為、同時代の他の地方に残されている城の櫓を参考に復元されたようです。
家康?の鎧(レプリカ)の後ろから顔をだして、ハイッポーズ!
この櫓は二階三階に登る階段がつくられていませんので、天井の一部が開かれていて、中の様子が見えるようになっています。
日本建築の特徴は釘を使わないことですが、ここの廊下の床板には「和釘」が使われていました。
先日、名古屋城に復元された「本丸御殿」の一部が完成したと言うことで見てきました。それは豪華な建物で、襖絵(複製)なんかもすばらしい物でした(勿論本物も実存しています)。4年後くらい先には全てが復元されるようで、完成すればさぞかし立派なものになるだろうと想像しました。
p.s.
坤櫓は静岡在住で70歳以上のかたは無料で見学できますよ。
つい3日前の夜、この横を車で通りました。
坤櫓、たいした規模ではありませんが駿府城復元行事の一つとして見ておかないと。二階、三階へ上れるとよかったんですがねぇ。
坤櫓の場所から、晴れた日には富士山が見えるんです。(上のほうだけですが)
江戸の昔は天守閣から見える富士山は、邪魔な建物など一切無くてさぞかし壮観だったでしょうね。