チャリポタ DAITAI WEEKLY

健康の為はじめた自転車が高じて、街や郊外を探訪するようになると、普段は見えていなかった景色が見えてきた。

今年の桜, 見ました?

2009年04月25日 | Weblog
弘前では、さくら祭りが始まりました。桜前線は本州の北端まで進んだようです。北海道では、5月の初旬ごろになるのでしょうか。


今年の駿府公園のさくら見物に行けなかった方、2週間送れですがどうぞお楽しみください。





満開はちょっと過ぎていたでしょうか。






満開を過ぎた外堀のさくらはかなり散り始めています。





お堀に落ちたピンクの花びらは、まるで美しい着物の柄のように水面を染めます。





かわって、園内の花壇はカラフルな絵具を盛ったパレットです。





さくらトンネルにもピンクの絨毯が敷きつめられました。





満開のさくら、まさに春爛漫!





あと数日でピンクからフレッシュグリーンに変わります。





江戸の昔もこんな光景が見られたのでしょうか。





春の終わりか、初夏の始まりか、ちょっと寂しげな色合いですが、結構好きです。


街の公園は初夏の色です

2009年04月23日 | サイクリング
一雨ごとに気温も高まって、もうすっかり初夏の暖かさです。

ポカポカ陽気の駿府公園へいつものポタリングです。風が心地良い!。





あれ?、街路樹のプラタナスはまだ丸坊主なんだ。でも、もうすぐ新しい芽を付けるんだろうな。





っと思いつつ見上げると、もうかわいい芽が芽吹いていました。






駿府城周辺の桜は緑鮮やかな葉桜となり、変わって躑躅が咲き始めています。


公園に入ると緑の絨毯が広がり、遅咲きの八重桜の近くでは、思い思いに休憩時間を過ごしています。






この噴水のある広場へ来ると、公園が整備された頃を思い出します。

1960年代のはじめ、荒れていた駿府城址に公園が造られました。
その頃の(駿府)城内は殆ど木は無く、風が吹くと土埃が舞い上がり、まるで小学校の運動場を大きくしたような、土だけの広場といった感じでした。

それ以前、終戦(1945年)までは静岡第三十四連隊の駐屯地で、戦後軍隊は解体されて、焼け残った兵舎を静岡中学(現静岡高校)が校舎として利用していた時もありました。(当時一時的に城内高校と呼ばれていたような気がしましたが)。


この広場が公園として最初に整備された当時は、周りには小さな木が植えられたばかりで緑も無く、高木と言えば、石垣に沿った松の木と、堀の周囲にあったプラタナスと桜の並木だけだったように憶えています。また、城内小学校(現、葵小学校)前には大きなユーカリの木がたしか2本ありましたが、いつ無くなったのか定かな記憶はありません。


その頃社会人になったばかりの私は、毎日のように昼休みにこの広場に来ては、会社の同僚たちとともに、ソフトボールに興じていたものでした。

いつの日かこの広場にも緑が生い茂り、人々が木陰のベンチでおしゃべりをしたり、ゆっくりと本を読んだりとか、まるでフランス映画にでも出てくるようなシチュエーションを想像して(・・・そんなオシャレな場面は静岡では無い無い!、っと心の中で思って・・・) いましたが、どうでしょうこの光景!、静岡もこんなに豊かになりました。・・・実感!






公園内にはバレーボールコート、テニスコート、軟式野球場、そして室内体育館とコンサートホールを兼ねた「駿府会館」などが整備されていた次期もありましたが、今はひとつも残っていません。・・懐かしいですね。






今、公園の一画を整備して、駿府城の一部が復元されています。「坤(未申)櫓」の復元工事です。静岡病院の前の堀の角です。






東御門の横には既に「巽櫓」があります。この櫓は城の東南(干支で言う辰巳の方角)にある為「たつみやぐら」と言われています。いま復元中の櫓は、西南(干支の未申の方角にあった櫓で「ひつじさるやぐら」と呼ばれていたものだそうです。
櫓はお城の武器庫でもあったようですね。














桜とお花畑をポタリング

2009年04月06日 | サイクリング
静岡まつりも終って、街は新しい春のスタートが始まりました。小学校に入ったばかりの可愛らしい1年生や、新しいスーツに身を包んだフレッシュマン達が、街を歩いています。



昨秋、「狩野川100kmサイクリング」の帰路に伊豆西海岸を走りました。婆娑羅峠から松崎町に入る那賀川沿いに桜並木があります。

「春はきっと桜が綺麗だろうね」「来年の春はここを走ろうか・・・」ってな訳で、3月の末に行ってきました。

中旬に暖かい日が続いたので、桜が満開を過ぎてしまったかも・・と思いつつ、清水からフェリーで出かけました。



今日も富士山がとても綺麗です。



風は多少ありましたが、波は無く快適に船は土肥に向かいます。

途中、「イルカの群れが泳いでいます」との船内放送があり急いで海を見ると、船と並行してイルカが飛び跳ねています。カメラは車の中に置いたままでしたので、撮影することが出来ず、残念!

ゆっくり出かけたため、松崎に着いたときにはもうお昼時間、走る前にまずは腹ごしらえです。


さかな料理の美味しい店があります。海岸の松林に面して入り口があり、通りには面していないので、なかなか見つけ難い店です。

魚は新鮮で美味しいです。なんでもご主人のお父さんが漁師だそうで、新鮮な魚を出せるんだそうですよ。
お茶も(淹れ方はいまいちですが=失礼=)ちょっと良い物を使っているって感じ。

最近よく感じるんですが、店構えも良くて、料理の見栄えもいいが、出されるお茶の不味い店ってありますよね。そんな店は、食材も多分そこそこなんじゃないかと思っちゃいます。逆にお茶だけ良くて、食材がそこそこって店は多分少ないんじゃないかと思っているんですが・・・。

私は美味しい魚が食べたくて、時々焼津に出かけるんですが、ここ松崎のお店の魚も負けず劣らず美味しかったです。やっぱり地の魚が新鮮で美味しいですね。



スタートは松崎港です。


さぁ、腹ごしらえも済んで、桜見物に出発です。
この那賀川沿いは、河口から川の両岸に約6km、1200本の桜の木が植えられているそうです。

さぞかし、満開の桜が・・・と期待していたんですが月末に少し冷え込んだ為、桜は4分咲きくらいでしょうか、満開はあと4~5日後と思われます。少し残念!



”さくらまつり”の提灯が、艶消しですね。



今日はサイクリングでは無く、周りをゆったり眺めながらのポタリングです。のんびりと那賀川に沿って桜を眺めながら走ります。




桜並木の右側に那賀川が流れています。左手はお花畑。



「あれ?、あれは何だ?」桜と反対側の田んぼの中に大勢の人が入って行きます。

おぉ!見事な花畑が・・・!



桜並木とお花畑。



これは”町おこし”のイベントで、那賀川沿いの田んぼ、約50,000㎡に作られた「田んぼをつかった花畑」です。









3月上旬~5月6日まで開かれています。「アフリカキンセンカ」「るりからくさ」「姫金魚草」「つましろひなぎく」「矢車草」「ひなげし」の6種類が蒔かれ、次々と花を咲かせるそうです。既に4種類は咲いているでしょうか。
田植え前の5月1日~5月6日の間は、此処の花は自由に摘んでいいそうです。

松崎はこのほか「長八美術館」、「長八記念館」、なまこ壁の古い建物、重要文化財の「岩科学校」など見所もあります。また何時か町をゆっくり散策したいものです。



桜の枝を折らないように歩いて潜り抜けます。



桜は花の咲く期間も短く、気温にも敏感で、1日違いでベストチャンスを逃してしまいます。なかなか”ドンピシャッ”に巡り合ったことはありません。

これからサイクリング、ポタリングには最高のシーズンとなります。都会の喧騒を離れてホッと一息の西伊豆の「自転車散歩」でした。


=今日の行程=  10.6km(松崎町内)
          
 桜並木は約4kmくらい(川の両岸で8km)が見所です。