先日も言ったのですが、インフルエンザは昨年12月にピークアウトした様で、ゆっくりとですが減少している様です。今後、1月末から2月初めころにもう一度A型の流行の山がありそうにも思えますし、3月頃にはB型の小さな山もあるでしょう。しかし、それらとは比較にならない大きさの新型コロナの新たな大流行がやってこようとしています。
新型コロナの新たな変異種であるJN1株がヨーロッパ、シンガポールで大流行期に入って来ています。そして、我が日本でも流行株の3割以上を占める様になってきている様です。奈良県中部にある我が坂根医院の新型コロナ新規感染者数もゆっくりと上昇して来ていますし、検査会社での陽性者数も増加してきているとの事です。
昨年秋ごろから、今年1月中旬頃から大規模な流行に入るのではないかと確たる証拠も無く予想していたのですが・・・・悪い予想が当たるのかもしれませんね。
ヨーロッパのデータでは既に相当に大きな流行になっているJN1株の流行。多分、日本でも大きな波になってしまうように思えます。このJN1株、免疫回避能力が大きいとの事で、ワクチンも抗体薬も効きにくいことが予想されます。大流行を避けるには、3密を避ける、マスクの着用などの基本に立ち返った対策が有効な手段だと思えます。100%有効な感染回避策はありません。しかし、感染を遠ざける事は出来ます。それが新規感染者の急激な増加を防ぎ、医療崩壊からの回避策でもあるのです。「無駄死に」を避けるために、健康なあなたでも感染回避を心がけてください。お願いします。
昨年5月8日の新型コロナ5類移行以後、マスコミで新型コロナの事が取り上げられることがめっきり少なくなりました。しかし、ウィルスは忖度してくれません。皆さん、自己防衛してください。それが日本の医療を守る道だと思っています。