オレンジ色のカリメロ.

美甘の新たなる旅立ちのために・・・

○と□の組合せ・・・・・

2011-03-31 13:58:56 | CADにまつわるエトセトラ
Tahhyさんのところに書くと、荒しになってしまうので・・・・・(汗)

最初にミラーしてフィーチャーの順番を入れ替えながら設計すればよいんではないですか?
これが難しいならば、ある程度ラフな形でいったん全体を描いてしまって、
パラメトリックの特性を生かしながら、形状を修正していくという方法もあります。
これが一般的かな。
えっと設計の基本はトップダウンなのですが・・・・・。
てことを意識すると、最初に全体像が見えるような書き方が必要だってことになりますね(爆)。

○と□の組合せにしかできないのは、単純に技術が無いからだと思います。
そういう技術者は、サーフェース使ったって結局は同じですよ。
実際やってみるとわかりますが、サーフェース使わないと描けない形状って言うのは、実はほとんどありません
例のTahhyライトもサーフェースは使っていないです。
だって現実世界に存在するものって100%ソリッドでしょ・・・・・・。
要するにサーフェースで無理やり描いた形状って、現実に存在できない形状である場合もあるので気をつけましょう。
M.C.エッシャーのだまし絵みたいになっちゃうよ・・・・・って事です。
ということで、実際のところ、2Dであったってそれ以外の表現方法はあるわけでして、
だからデザイナーが書いたデザイン画(これは2Dでもその時点で○と□にはなっていない、だまし絵もいっぱい)が、そのままの形で商品化できない(図面にできないから)って事だと思うんですが・・・・・。

なんでサーフェース使うのかって話をするのなら、やっぱり便利なんですね。
だまし絵ができちゃうってことは、そういったきわどい形状でも比較的容易に描くことができるということでして、
だから複雑な形状を描こうと思ったらサーフェースを使ったほうが早いって事です。
サーフェースじゃないと描けないからではなくて、サーフェースを使った方が簡単だからって事です、ここかなり重要です。
上にも描きましたサーフェース使わないと描けない形状って言うのは、実はほとんどありません。
そして上に描いたような問題もある、ということを十分に理解した上で使わないと痛い目見ますよって事です。
なので個人的には、特に必要としていないのならば、最初からサーフェースを使うことを考えるのではなくて、まずは、ソリッドのフィーチャーを完全にマスターしてから、サーフェースに入ればよいと思います。
えっとマニュアル車に乗れない人が、F1運転する、とか言ってるのと同じって事です。
ソリッドフィーチャーを100%使いこなせるようになれば、
サーフェースなんて、あえて勉強しなくても自然と使える様になります。
立体か、平面かの違いだけで、機能的には大して違いはありませんので・・・・・(爆)

あとF1などでは開発費は惜しげもなく使えると思うんですけど、
だから特に、○と□の組合せにしなくても、もっとへんてこな形状にしちゃっても問題が無いと思うのですが、
それならば、サーフェースをふんだんに使用して、機能的な形状を極限まで追求するといったことを考えたほうが良いでしょう。
しかしながら、一般的な設備屋レベルや、量産品レベルで考えたとき、それをやってしまうと、加工費、制作費がとんでもないことになって、簡単に予算オーバーして、赤字、会社倒産となります。
だから私はあえて、○と□の組み合わせにこだわっています。

デザイン→商品化でもこれがいえて、
いかにデザイナーの意図を組みながら、生産性の高いものにしていくことができるか、これが設計者のお仕事だと思ってます。
だから私は、現実味の無いデザイン(コンセプト)絵にはまったく持って興味が無いのです。
どんなにかっこよくても見ると萎えます。