ドバイでレイプ被害を訴えたノルウェー人女性 逆に婚外性交渉で有罪に

2013-11-02 | 酒 性犯罪
・カタールのインテリア・デザイン会社に勤務していたマルテ・デボラ・ダレルブさんは今年3月、同僚3人とドバイに出張し、午前3時ごろまでバーで酒を飲んだ。
ホテルの自室に戻る際、同僚のスーダン人の男(33)にエスコートを頼んだが、連れ込まれたのは男の部屋だった。
ダレルブさんはCNNテレビ(電子版)とのインタビューで、持っていたバッグを引っ張られ「事態を沈める必要がある」と判断して入室。
水を飲ませてもらったら、退室しようと思っていたと話している。
だが、ダレルブさんの記憶が確かなのは、このあたりまで。
気がつくと自分は裸で男にのしかかられ、暴行されていたという。

・婚外の性行為や不法飲酒などが犯罪行為に当たることだという。

・結婚前の男女が同室で宿泊でき、許可制のバーでなら飲酒も可能だが、当局が厳しい摘発を行わないだけで、明確な違法行為に当たる。






ドバイでレイプ被害を訴えたノルウェー人女性 逆に婚外性交渉で有罪に

2013年08月04日20時29分

同僚から受けた婦女暴行の被害を告訴したら、配偶者以外と性交渉を持った罪で罰せられた-。

そんな悪夢のような事態が、アラブ首長国連邦のドバイで現実となった。

被害を訴えたのは、ドバイに出張中だったノルウェー人の女性(24)。

シャリーア(イスラム法)に基づく厳格な国内法が適用された結果だが、性犯罪の被害者に追い打ちをかける“セカンド・レイプ”に対し、欧米メディアから批判が噴出した。

現地などの報道を総合すると、カタールのインテリア・デザイン会社に勤務していたマルテ・デボラ・ダレルブさんは今年3月、同僚3人とドバイに出張し、午前3時ごろまでバーで酒を飲んだ。

ホテルの自室に戻る際、同僚のスーダン人の男(33)にエスコートを頼んだが、連れ込まれたのは男の部屋だった。

ダレルブさんはCNNテレビ(電子版)とのインタビューで、持っていたバッグを引っ張られ「事態を沈める必要がある」と判断して入室。

水を飲ませてもらったら、退室しようと思っていたと話している。

だが、ダレルブさんの記憶が確かなのは、このあたりまで。

気がつくと自分は裸で男にのしかかられ、暴行されていたという。

抵抗の末、ドアをノックする音が聞こえた隙を突いて部屋を飛び出し、フロントから警察に通報した。

ひとときの安堵もつかの間、捜査にあたる男性警察官の事情聴取を受け、ダレルブさんは愕然としたという。

「彼らは私に(男との性行が)良くなかったから、警察を呼んだんじゃないのかと尋ねた。彼らは私の話を全く信用しないだろうと思った」

所持品は押収、アルコールなどの詳細な身体検査を受けさせられ、理由の説明もないまま、拘留された。

3日後に両親と電話連絡が取れ、ノルウェー大使館に助けを求めた。

拘留4日目に保釈されたが、パスポートは返却されず、国内法違反となる「婚外の性交渉」と「不法な飲酒」の容疑がかけられた。

また、ダレルブさんは会社の上司から、性交渉が合意の上だったと証言すれば問題が解決するとの「助言」を受けたと主張。

事情聴取で説明すると、逆に偽証罪にも問われる事態に陥ったという。

婦女暴行の実行犯が婚外の性交渉などで禁錮1年1月の有罪判決だったのに対し、ダレルブさんは3つの罪で、実行犯を上回る禁錮1年4月を言い渡されたことから、欧米メディアが一斉に批判。

ノルウェーのアイデ外相が「人権や正義に関する基本的な認識に反する全く受け入れられない判断だ」と憤りをあらわにした。

報道の過熱も影響したのか、ドバイ首長で、アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領は7月22日、実質的に有罪判決を記録から抹消する恩赦を決定。

ダレルブさんは24日に帰国した。

高層ビルが立ち並び、指折りの金融都市としても知られるドバイには数多くの外国人が居住し、旅行客も滞在する「コスモポリタン・シティー」だが、意外に見落とされがちなのが、
婚外の性行為や不法飲酒などが犯罪行為に当たることだという。

CNNによると、結婚前の男女が同室で宿泊でき、許可制のバーでなら飲酒も可能だが、当局が厳しい摘発を行わないだけで、明確な違法行為に当たる。

中でも婦女暴行は、被害者が告訴すれば、問答無用で婚外性行為の罪に問われる“ブーメラン現象”が過去にも問題となっており、欧米メディアによると、
2008年にはオーストラリア出身の女性、10年にも英国の女性が禁錮刑を受けたという。

また、婦女暴行の立証には、実行犯による自白か、少なくとも成人男性4人の証言が必要。

密室や集団での犯行に証人を見つけるのは困難で、自白を期待できるわけもなく、被害者が告訴しても婚外の性行為だけが立証され、罰を受ける例も多いという。

こうした法の運用は、前時代的で公平性に欠けるとの国際的な批判も根強いが、イスラム法を源流にした価値観を西洋の目線で切り捨てることへの違和感もあり、欧米諸国も強力な圧力をかけにくい現状があるようだ。

ダレルブさんもメディアに対し、ドバイには「彼らの法制度がある」と批判を控えており、自身の体験を公表することで、制度に違いがあるとの「認識を広げたい」と語っている。
http://news.livedoor.com/article/detail/7924219/







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