今回、わたしが海外で12日間も、それもその半分ほどは集中治療室で外部との接触が一切できない状態で入院したのにもかかわらず、病院への付き添い、保険会社や日本の家族との連絡、ホテルの延泊など一切をスムーズに進めてくれた立役者は、夫です。
この後、サンパウロ入院の日々には夫が登場人物として現れてきます。
わたしを実際にご存知の方の中に、わたしが結婚していることを知らない方も多いと思いますので、今後の話を書く前にここでプチ告白しときます。
結婚した、ということを伝えないことを不義理と思う方が世の中にたくさんいることは承知しています。でも、「結婚しました」という報告は、わたしは親族以外にはしませんでした。式も挙げていませんし、披露宴もしていません。
「結婚します!」とか「結婚しました!」という報告を多くの人々にするというのは、少しばかり偏屈なところのあるわたしにとって多少美意識に反するというか、抵抗が高いというか、そんな理由で本来お伝えしなければ不義理と思われても仕方のない方々にも伝えていなかったのです。
とはいえ、夫とは友人関係のほとんどを共有していますので、わたし達二人を知る人たちにはもちろん周知の事実です。
一つは、予定調和的な会話がイヤだというのがあります。
「結婚しました」「おめでとう」
「今日、誕生日なの」「おめでとう」
「髪、切ったんだけどどう?」「似合うよ(または類する感想)」
といった、こう言ったらこう答えるしかない、みたいな会話を自分から切り出すのはどうしても抵抗があるのです。
それから、自分の恋愛に関する報告を他人にするのも、わたしにとってはとてもできないことで、結婚の報告というのはそれに類する感じがしてしまうのです。
「恋人ができました」「彼氏と別れました」という報告をしない相手に、「結婚しました」は報告する、というのがどうも美しくない。
まあ、要するにヘンクツな理由からです。
それと、あまりヘンクツではない理由としてはわたしたちは結婚前に相当の長い時間をともにすごしてきたので、「結婚」という届けによってなにかが変わったと感じたこともなければ、生活自体もまったく変わっていないため、特に話題にするようなトピックもなかったということもあります。
隠すつもりはありませんでしたので、話の都合上必要であれば、それに応じて話をしましたし、結婚しているかどうか聞かれればしていると答えていました。
それに、報告ではなくて話の一部として普通に話題に混ざっていて、「おめでとう」などという会話なしに進められるような場合は、まったく気にならないのですが。
ところが、一つだけ気になっていることがあります。
こちらにもいつも見に来てくださっている方々ですので、たぶんこの後の文章を読めばご本人もお気づきになることと思いますが、その方々に対しては、何度か伝えようというチャンスがあったのにそれを意図的に言わずに来てしまいました。
何度か、飲みながらこんな会話があったのです。
「結婚したら、飲みに誘うわけにはいかなくなっちゃうもんね」
「いや、そんなことはないですよ」
「でも、結婚した妻が夜中まで飲み歩くってわけにはいかないでしょ」
「いえいえ、別に今までも飲み歩いてたし、そういうの気にしない人なので」
「ひろたさんが気にしなくても、ダンナは気にするよ」
「いえ、お互いに飲むほうなので全然です。あの、実は・・・」
「そうじゃないよ、”気にしないから行ってきていいよ”と言ったって気になるもんなんだよ。だから、気軽に声かけられなくなっちゃうよ」
「えー、そんなことはないんですけど・・・」
話せば話すほどどんどん言いにくくなり、結局言わずに帰る、ということが何度かあったのです。
不義理や隠しだてや嘘をつくという気持ちはまったくありませんでしたが、すぐに報告しなかったことがそのように受け取られてしまうかもしれないという心配もしていました。すみません。
本当に問題ないので、これからも飲みに誘ってください。
でも、わたし、いつになったらまた飲んでいいんだろうか。
この後、サンパウロ入院の日々には夫が登場人物として現れてきます。
わたしを実際にご存知の方の中に、わたしが結婚していることを知らない方も多いと思いますので、今後の話を書く前にここでプチ告白しときます。
結婚した、ということを伝えないことを不義理と思う方が世の中にたくさんいることは承知しています。でも、「結婚しました」という報告は、わたしは親族以外にはしませんでした。式も挙げていませんし、披露宴もしていません。
「結婚します!」とか「結婚しました!」という報告を多くの人々にするというのは、少しばかり偏屈なところのあるわたしにとって多少美意識に反するというか、抵抗が高いというか、そんな理由で本来お伝えしなければ不義理と思われても仕方のない方々にも伝えていなかったのです。
とはいえ、夫とは友人関係のほとんどを共有していますので、わたし達二人を知る人たちにはもちろん周知の事実です。
一つは、予定調和的な会話がイヤだというのがあります。
「結婚しました」「おめでとう」
「今日、誕生日なの」「おめでとう」
「髪、切ったんだけどどう?」「似合うよ(または類する感想)」
といった、こう言ったらこう答えるしかない、みたいな会話を自分から切り出すのはどうしても抵抗があるのです。
それから、自分の恋愛に関する報告を他人にするのも、わたしにとってはとてもできないことで、結婚の報告というのはそれに類する感じがしてしまうのです。
「恋人ができました」「彼氏と別れました」という報告をしない相手に、「結婚しました」は報告する、というのがどうも美しくない。
まあ、要するにヘンクツな理由からです。
それと、あまりヘンクツではない理由としてはわたしたちは結婚前に相当の長い時間をともにすごしてきたので、「結婚」という届けによってなにかが変わったと感じたこともなければ、生活自体もまったく変わっていないため、特に話題にするようなトピックもなかったということもあります。
隠すつもりはありませんでしたので、話の都合上必要であれば、それに応じて話をしましたし、結婚しているかどうか聞かれればしていると答えていました。
それに、報告ではなくて話の一部として普通に話題に混ざっていて、「おめでとう」などという会話なしに進められるような場合は、まったく気にならないのですが。
ところが、一つだけ気になっていることがあります。
こちらにもいつも見に来てくださっている方々ですので、たぶんこの後の文章を読めばご本人もお気づきになることと思いますが、その方々に対しては、何度か伝えようというチャンスがあったのにそれを意図的に言わずに来てしまいました。
何度か、飲みながらこんな会話があったのです。
「結婚したら、飲みに誘うわけにはいかなくなっちゃうもんね」
「いや、そんなことはないですよ」
「でも、結婚した妻が夜中まで飲み歩くってわけにはいかないでしょ」
「いえいえ、別に今までも飲み歩いてたし、そういうの気にしない人なので」
「ひろたさんが気にしなくても、ダンナは気にするよ」
「いえ、お互いに飲むほうなので全然です。あの、実は・・・」
「そうじゃないよ、”気にしないから行ってきていいよ”と言ったって気になるもんなんだよ。だから、気軽に声かけられなくなっちゃうよ」
「えー、そんなことはないんですけど・・・」
話せば話すほどどんどん言いにくくなり、結局言わずに帰る、ということが何度かあったのです。
不義理や隠しだてや嘘をつくという気持ちはまったくありませんでしたが、すぐに報告しなかったことがそのように受け取られてしまうかもしれないという心配もしていました。すみません。
本当に問題ないので、これからも飲みに誘ってください。
でも、わたし、いつになったらまた飲んでいいんだろうか。
ま、「エ○ダの母親よりはびっくりしないけど」(わしジョーはその話酔っ払って聞いたので覚えてない)、よかったじゃん。
じゃ、調子が良くなったら、回帰祝いとダブルでお祝いしなくちゃいけないね。
ん?んんん~~~??ってポカーンとしてました(w
でも、言わせてもらいます(予定調和でもw
このたびは、ご結婚おめでとうございます!!
よし、まつりじゃ~~~!!
ごめんなさい。
アンド、さらに予定調和ですがありがとうございます。
かてて加えてY様にもよろしくお伝えください。
聞かれれば答えますが、なにも「既婚です!」って言う理由がわからなくて。
時々びっくりされて…。
「どうして、教えてくれなかったの?」
とか言われても、ねぇ。
結婚したからって生活何も変わらなかったんです。
多少まわりの見る目が変わるのがイヤで
言わなかったような気もするのですが。
夫の人、やるじゃん!!
ゴージャス!
まーべらす!
>でも、わたし、いつになったらまた飲んでいいんだろうか。
ちゃんと治ったらです!
家に帰るまでが遠足です!
わたしの場合は、「さあ、おめでとうと言ってくれ」「さあ、祝え!」という感じがして言えなかったので、既婚かどうかを答えたりするのはなんともないんんですけどね。
自分が言わない理由が偏屈なことがわかってるだけに、「どうして教えてくれなかったの?」と言われると、わたしにとってはそうではなくとも、その人にとっては意味を持つことなのだろうなと思って申し訳ないと思っちゃうんですけど。
周りの見る目が変わるかどうかは、あまり考えたことがなかったけれど、
「言ったら飲みに誘ってもらえないのはヤダなあ」
と思ったってことは、そういう気持ちもあったのかもしれません。
でも、ほんと、一人だったらどんなに大変だったかと思うとありがたいよ。
サンパウロだったのが幸いして、保険会社の人は日本語の話せる日系人のおば様だったのも、ほんとにラッキーでした。
遠足にたとえると、たぶん私は最寄り駅までたどり着いて油断しそうな時期かもしれないなあ。
実は帰りの飛行機でついシャンパンと白ワイン飲んじゃった。
病気のこと、心配だっただけに、だんな様のお力があったと知って、「ええ話や~!」と感じ入ってしまいました。
我が家の相方さんは、果たして海外まで来てくれるだろうか...。
安心しました。
・・・といっても心臓はまだ検査が終わってませんが(笑)
あと、お酒のない生活も味気ないものかもしれませんから、無理のない範囲で^^;
でも、一人だったら帰国が遅れても家とも連絡がつかないし、最初に病院に行ったときは保険証書もホテルに置いてきたままだったし、本当にどうにもならなかっただろうなと思います。
BROSさん、心臓はかなり検査しつくしたんですよね。日本では、肝臓の値の変化と肝炎のウィルス検査をしてるんですけど、一応心電図もとりました。やっぱり、異常なし。
木曜は、消化器系の先生と会うことになっています。