トトラの馬

元々はエコロジーやスローライフについて書いていましたが、とりとめなくなってきた。

田舎の家探し

2006-09-14 20:56:52 | 田舎暮らし
昨年11月に、 “家を見てきました” で、田舎の家を探していることを書いたのですが、実はいまだに家探しの真っ最中です。
もう、あれから10ヶ月もたちますが・・・。

夫は手作りガレージとエアストリーム(よくカフェなどになっている、銀色で丸っこいキャンピングトレーラー)が欲しい。
わたしは「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としない」自然農での家庭菜園やみみずコンポストをやってみたい。
そして、わたしたち二人とも、庭に石釜を作りたい。ぴかぴかの建材で建てられた新しい家より、無愛想でも味の出た古い家がいい。

そんな欲望を抱きつつの家探しは思った以上に難航し、もう1年以上も探索状態が続いています。
わたしの今の職場は今月末で契約が終了なんです。
わたしとしては、もう終了の頃には田舎の家に引越して、庭でピザを焼き釣った魚を焼いて、毎日床を張ったり壁を塗りなおしたりで大忙し!の予定だったのですが、まったくあてが外れてしまいました。

写真は、ついこの前見に行った物件(の入り口)です。
家は立派な日本家屋の6LDK!
重厚な瓦屋根、こだわって作られた茶室や掘りごたつの和室。
庭はいくつかのエリアに分けられ、それぞれ庭石やつくばい、竹垣などが配されています。その上、今の我が家と同じほどの広さの地下室まである、スーパー豪華な物件でした。

夫と二人で、「立派だねえ」「広いねえ」と感心しながら見て回ったのですが。
・・・あまりにも整いすぎていて、後から越してきたわたし達が何かをする余地がまったくない。
100坪以上の敷地には庭石や庭木がしっかりと配置され、ガレージやらエアストリームやら菜園やらの「隙間」がまったくありません。
広すぎる家に二人で暮らしたら、雪山のパーティーよろしくお互いの名を呼び合いながら確認しないと相手がどこにいるのかわからなくなりそうです。

というわけで、結局座礁に乗り上げたまま。
一番の希望物件は高圧線のすぐ下なのですが、実際のところ高圧線ってどれだけ生活に影響があるんでしょうかねえ?

家を見てきました

2005-10-31 23:07:10 | 田舎暮らし
昨日、回り廊下の家を見てきました。
「回り廊下」と聞いていましたが、実際に見てみると家の南北に、部屋をはさむような形で平行して廊下が位置していました。
家の全形がわかる写真は載せられないので、今日載せた写真は家の端っこと、そこから続く庭を見たところ。

家は・・・というと、築50年を越す家で、かといって古民家というわけではないので、まあ「古家」といったところでしょうか。
けれど、昔の家ならではでとてもゆったりとしたつくりでした。
間取りで言うと、和室が10畳×2、6畳×2、3畳×1、そしてキッチンとダイニング。
でも、玄関を入ると板張りのスペースが大きく取られていたり、収納がゆったりと取られていたりと、いわゆる「間取り」で換算されない部分に余裕がある感じでした。
そして、摺りガラスや木枠の窓、煤けた柱に漆喰の壁など古い家の醍醐味がぎっしり詰まった家でした。

家主さんの到着が遅れたので、その間に様子を見に出てきた近所の方に聞いたら、川にはすぐ出られて釣りもできるとのこと。

でも、多分今回は見送りかなあ・・・
理由は、家賃が相場の倍~2.5倍すること。
家主さん側の理由としては、この家は古すぎて、貸せる状態にするのに多額の出資をしなくてはいけないので、安い家賃では元が取れないから、とのこと。
それに、庭木の手入れに年間14万かかること。
これらを加味すると、高いのは承知だがこの値段でなければ貸せない、ということだそうです。

家の修繕や庭の手入れはこちらですると言ってみましたが、「家は貸すけど庭は貸すわけではない。借景と思って楽しんでくれればいいが、水をやったり虫を取ったりの基本的な手入れはやってもらわないと困る」「どうせ壊してしまうので、この料金で納得しない人には無理に貸そうと思っていない」とのお返事だったので、条件がちょっと難しいかな。

わたしも急いでいるわけではないので、次に何か良い物件が出てくるまで待とうと思います。
それに、近くに400坪で値段の安い土地を見つけました。
古い家を借りるか買うかで検討していましたが、なかなか希望に合う条件のものが見つかりにくいので、土地もちょっと見てみようかな、位の気持ちですが。
義母の知り合いで付近に住む方が、どんな場所だか見に行ってくださるそうです。
力強い味方が大勢いるので助かります。