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ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

ふむ、2004年度は漸近的自由性だったっけな・・

2006年09月23日 | Weblog
 ノーベル賞というのは個人的な業績のゆくえもさることながら、受賞理由を並べて言って論じても味わいがありまして、ま、こんなことを広言するのもなんだというぐらいですが、ふむ、時には吹き出すような意味が見つかって世紀の(いや、毎年なんだが)賞を与える側の苦労も伝わるというものです。
 例えば湯川秀樹の場合には「パイ中間子による核力の理論」ではなくて(むしろアベコベに)「核力の理論によるパイ中間子存在の予言」となっています。これはもちろん前者であるのがより望ましいところを湯川理論が受賞理由にするだけの本質的な根拠にまで達していなかったのが本当の原因です。

コレは皮肉ではなく冗談とも思わずニコリともせずやってのける彼ら与える側の体質なんです!

 他にゲルマンは「クォーク模型建設に対する寄与」ではなくて「素粒子の分類と相互作用に関する発見と研究」ということでした。これは、それこそ湯川の物言い(言い草?)ではありませんが、そんな分かっても居らない物の存在を前提とするわけにはイカンという強い意志を感じます。
 彼らは純粋な理論に対してはニガテ意識が有るようです。
 アインシュタインの相対性理論および重力理論に対しては一切考慮されませんでした。それはハッキリ明記されていまして、いずれ実験的方法によって検証されるまでは「信じることは出来ない」という態度および立場が明確な審査基準だったようです。
 日本では凡人が喜んでしまうようなその理由については(内緒ですよ)「ノーベルの奥さんが一度だけ浮気をしたことが有って相手が天文学者だったから・・」だというのが専らの噂です。

ま、基本的にダイナマイトの発明者によるものですから現世の利益に寄与するということは眼目なぐらいなんだそうです・・。

 そんななかで立て続けだった日本人の受賞が途切れてしまって「元の“ノーベル賞砂漠”に陥るのではないか?」などと悲観的な噂(いや、私だけが言ってるんだけど)を耳にするような頃に【強い相互作用】について受賞が有ったのです。

私は又、あちゃ、とうとうQCDこと量子色力学を全面的に認めたか、と思いました。

 そりゃ、大変だ・・。UFTはQCDは近似に過ぎなくては困るのに!ちょっと慌てました。ところが、あにはからんやというかなんというか、2004年度の受賞理由は「強い相互作用における漸近的自由性の発見」だったのでちょっとだけ安心していいのかな、と延命措置をこうじられたように感じましたよ。
 漸近的自由、とは(グラショウは「J/ψ粒子が長持ちする理由だ」とかなんとか申しますけれど)ゴムひもの張力は遠ざかるほど大きくなるけれど、自然な長さが存在して、それよりも近くによると力が働かなくなって互いに自由に動きまわれるというような性質です。
 UFTではもう少し堅い性質を要求しています。
 ゴムひもではなくてバネに近くて近づく過ぎた場合には自由であるというよりも軽い斥力であるように観測しています。その場合、クーロン引力にも漸近的自由は存在して、弱い相互作用において原子核と電子とが合体してしまわない理由であるとか、核融合において原子核間のクーロン斥力にかかわらず合体してしまう理由であるとかになっているように考えています。

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