セカンドステップまでの道における課題「今までのことを反省して確かな結論を整理せよ（２）」

電子に電子ニュートリノが近接して通り過ぎる際には、低確率で「電子と電子ニュートリノが入れ替わる」といった反応（レプトン‐レプトン反応）が起こります・・。

その場合に、ファインマン規則だと「時間順行する電子（ニュートリノ）は時間逆行する陽電子（反ニュートリノ）」として処置し、Ｗ粒子からは時間を引き裂く形で「電子と反ニュートリノ（陽電子とニュートリノ）に崩壊している」と言われる“通常の反応”と同じだという手形を落として話をするのが普通です。

ところが、それは「Ｗ粒子は一瞬だけ電子と電子ニュートリノの対になっている」と再解釈することが可能でしたｗ）

つまり「Ｗ粒子は電子とニュートリノの対が本来の成分である」と解析可能ですし、そこから「Ｗ粒子はレプトンのユニバース粒子と言える」という論旨の文章を何度か認（したた）めさせていただきましたっけ。その伝から行けば「ファインマン図（正しくはＵＦ図）においてＷ粒子から２クォークが出たように見える反応だってあり得ない訳ではナイだろう」という見当がつくからです。

もちろん、それは「ニュートリノの持つマヨラナ性から来ている誤解による」のかもしれないです・・。

《Ｂ^0‐反Ｂ^0振動》をＵＦダイヤグラムによって与える際に、どーしても“ｂクォークの時間逆行性”を尊重しなければナラナイ、そーしたら「まるでＷ粒子から２クォーク（２反クォーク）が出ているよーな図になる」ということなのです、悩みの種はｗ）そこで気がついたのはＵＦＴと言えども（多くの）反粒子が時間を逆行していることに変わりなどなく、ただ単に「ボトムフレーバーに関して時間特性があべこべなだけだ」ということでした。

そうするとクォークと反クォークの間をＷ粒子が仲立ちして「過去に向かってｂクォークと反ｄクォークに崩壊している」「未来に向かってｄクォークと反ｂクォークに崩壊している」という道筋が見えてくるのですよ・・。

この反応を見せるのはボトムフレーバーだけ、というのだって言うまでもございませぬ！

この図を従来からのファインマン図を読むように眺めていると「まるでＷ粒子から２クォークが出ているみたい」に見えてくるのですｗ）まったく、チョークと黒板および聴衆が存在しないのが我ながら歯がゆい限り、おっとっと、今にもセカンドステップが眼前に迫って来ております・・。