Ds[2317]という名のハドロンがありまして、SLACによりますと、世界で始めて発見された4クォークだということなんです・・。
まず、知らない人の為に補足しますとカッコ内の数値はハドロン(とはクォークから出来ている物質のことでバリオンとメソンの総称)質量でして、単位はMevです。加速器で創作されるハドロンなどの質量は例外を除いて有効数字4桁まできっちり出るのが特徴です。
理化学辞典などで調べますと、Dsというハドロン(中間子の一種ですからメソンの方です)はcクォーク一つと反sクォーク一つから出来ていて、その質量は1969Mevです。その励起状態として想定されているものはQCDによる質量計算で言いますと15%程の誤差?があって、ちょっと大き過ぎるから別物だろうという観測が為されています。
それに対して一部の国からはD中間子の励起状態だろうという異議も上がっていますが少数意見です。
どのような組成の4クォークかということは、SLACの方で、D0+K^+ ではないかという観測がなされている模様らしいです。そうだったら質量は 1865+498=2363Mev という計算になるのでちょっと誤差が大きいのが気になりますね?
2363-2317=46 ですから約2%ですか・・。
似たような質量領域に於ける同様の質量計算(予測)では約1%という実績を誇る近似計算(なんと足し算!)からすると二倍もの誤差です。それで彼らとしても「もう少し大きい質量領域でも存在できるので後で修正されるかも・・」という話に持ち込みました。
私は「正しいならばそれで良い」とする衆目の見解にはくみしません!
まあ、そんな誤魔化しは極力、無くしていくべきであると考えます。UFTからの回答は「この4クォークの結合は核力にヒントを与えるものだ」ということでした。私に言わせればこのハドロンは(Ds+Ks)系の一種です。両者の質量を併せた値は2463Mevですからなおさら遠いこの両者を答にするなんて人は世界中探しても私以外には見つからないと思います。と、いうより初期にKEKにメールを送ってありますから、そこから「面白い発想だ」として漏れたとしたら他も考えている可能性が有りますが・・。
ここからパイ中間子の質量を引いたら誤差は極限まで減らせます!
どうしてかようなことが起こるのか?この4クォークではDsとKsとが互いに対等の存在を主張するのですが全体としてのストレンジネス量子数は1なのでしょう・・。そうするとsクォークとsクォークとが鉢合わせをしてオマケに両者あわせて一つだという離れ業を演じなければなりませんから、[s]≡[uπ-]≡[dπ0]だとしたら「パイ中間子を交換しあえば離れ業が完成」します。
グラショウ等によれば「ストレンジネスを変える中性崩壊は存在しない」のだそうですがパイ中間子を介在する場合にはどうなのでしょうか?
バリオンから原子核までにはどんな影響を与えてくれるでしょうか、楽しみです・・。
まず、知らない人の為に補足しますとカッコ内の数値はハドロン(とはクォークから出来ている物質のことでバリオンとメソンの総称)質量でして、単位はMevです。加速器で創作されるハドロンなどの質量は例外を除いて有効数字4桁まできっちり出るのが特徴です。
理化学辞典などで調べますと、Dsというハドロン(中間子の一種ですからメソンの方です)はcクォーク一つと反sクォーク一つから出来ていて、その質量は1969Mevです。その励起状態として想定されているものはQCDによる質量計算で言いますと15%程の誤差?があって、ちょっと大き過ぎるから別物だろうという観測が為されています。
それに対して一部の国からはD中間子の励起状態だろうという異議も上がっていますが少数意見です。
どのような組成の4クォークかということは、SLACの方で、D0+K^+ ではないかという観測がなされている模様らしいです。そうだったら質量は 1865+498=2363Mev という計算になるのでちょっと誤差が大きいのが気になりますね?
2363-2317=46 ですから約2%ですか・・。
似たような質量領域に於ける同様の質量計算(予測)では約1%という実績を誇る近似計算(なんと足し算!)からすると二倍もの誤差です。それで彼らとしても「もう少し大きい質量領域でも存在できるので後で修正されるかも・・」という話に持ち込みました。
私は「正しいならばそれで良い」とする衆目の見解にはくみしません!
まあ、そんな誤魔化しは極力、無くしていくべきであると考えます。UFTからの回答は「この4クォークの結合は核力にヒントを与えるものだ」ということでした。私に言わせればこのハドロンは(Ds+Ks)系の一種です。両者の質量を併せた値は2463Mevですからなおさら遠いこの両者を答にするなんて人は世界中探しても私以外には見つからないと思います。と、いうより初期にKEKにメールを送ってありますから、そこから「面白い発想だ」として漏れたとしたら他も考えている可能性が有りますが・・。
ここからパイ中間子の質量を引いたら誤差は極限まで減らせます!
どうしてかようなことが起こるのか?この4クォークではDsとKsとが互いに対等の存在を主張するのですが全体としてのストレンジネス量子数は1なのでしょう・・。そうするとsクォークとsクォークとが鉢合わせをしてオマケに両者あわせて一つだという離れ業を演じなければなりませんから、[s]≡[uπ-]≡[dπ0]だとしたら「パイ中間子を交換しあえば離れ業が完成」します。
グラショウ等によれば「ストレンジネスを変える中性崩壊は存在しない」のだそうですがパイ中間子を介在する場合にはどうなのでしょうか?
バリオンから原子核までにはどんな影響を与えてくれるでしょうか、楽しみです・・。