ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

「私は負けたことがない」(不敗魔伝説に物申そうか・・)

2011年04月01日 | Weblog
「不敗魔」とはファインマンが自分で付けた和名のことだが・・・。

彼は確かに負けたことなどないようだ、ただし生きているうちには。知る人ぞ知るファインマンルールというのは、素粒子の崩壊過程などに関するファインマンダイアグラムを使用するにあたっての注意書きだが、ひとつには「全過程に対する経路積分を計算した上であり得ることだという証明をつけてからでなければ使ってはならない」といういささか厳しいものであり、もうひとつには「反粒子は時間方向を示す矢印を逆向きに書かなければならない」という一風変わった奇矯なものである。

後者に関して妥当性というか正当性を考察してみたくなるのは当然といえば当然の欲求でしかない!

ニュートリノはカイラルが左巻きであり、それは質量がないという近似の元においては、ヘリシティー(進行方向に向かってどちら巻きか)と同義である。カイラルが片方だけ、ということはニュートリノという素粒子はP対称性が1破れているという事態を意味しており、それがCP変換では回復するという予想は「反ニュートリノは右巻きだ」という内容を有している。

ところがウーの実験を仔細に検討してみれば反ニュートリノもまた左巻きの素粒子だと出ます・・・。

強力な磁場によってコバルト60の原子核スピンを下向きに整えると、それは右ねじの法則から上から見て時計回りのスピンだということになり、そこから外に飛び出る電子スピンは電荷が逆だということから上から見て時計の逆回りとなり、それは上向きスピンということで、実験結果はコバルト60原子核スピンの逆方向に向かってベータ線は多く出たとされている。

これは「上向きスピンの電子が上に飛んだ例が多かった」という意味であるだろう・・・。

進行方向が上で、上から見て時計の逆回りだから電子は右巻きで出たことになります。この場合に反ニュートリノは180度の向きに出ますから下に向かって飛んでおりまして、Wボソンのゲージベクトルスピン1を電子と分け合う形で出ますので、反ニュートリノのカイラルは左巻きと判明します。

さらに当ブログでも何度も書かせておりますように時間反転しても巻きは変化いたしません!

すなわち反ニュートリノが右巻きだという合理化は何としても出来かねるのです・・・。

言いたいことはただひとつ、素粒子の世界は標準模型を直ちに放棄してニュートリノはマヨラナ粒子だということを認めた上で、さらにニュートリノはCPも1破れていること、時間反転しても反粒子になどならないこと、などを承諾願いたいという話なのですよ・・・。

「V-A相互作用問題」も、それがもっとも合理的な答えかと存じ上げておる次第!

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