前世紀アメリカの宇宙論は南部理論より出でて南部理論よりも青かった、だが「正しい」だろうか？

慎重に検討いたしましたところ、ファインマン規則およびＣＰＴ定理など、ＧＵＴこと大統一理論の拠りどころとなる原理はすべて南部理論から始まっているように見受けられました！

ただし、そして間違いであるというオマケつきが玉にキズだという話です・・・ｗ）

我らが南部大明神は、このように持ち上げてみせること自体から、そして贔屓の引き倒しじみた論理など聴きたくもナイのかもしれませんけど、私などに言わせますれば「南部先生よ、失礼ながら、あなたは当時としては仕方のない自然認識と世界観に立脚していたのです」などとアインシュタインがニュートンを語った時のような心境でいるのですよ。

だから、お前などには言わせない、いや、それこそ私どもが時折はなってひとり悦に入っている舌鋒なのですけど・・・ｗ）

その得意なセリフを自分自身が言われそうだという恐怖からなのですが、それにしても世の中では他人の身になって話をしろとばかり言いますが、同じ人間であるならば立場を変えた他人の気持ちなど似たようなモノで見当がつくとしか思えませんよね、やれ、学者風情だの、片輪モノの一種だの、好き勝手なことをおっしゃったところで世間一般の方の発想なんてツマラナイものです。

そこを間違えることの多い、妙に分別くさくて陰気クサイ、我われ50代前半の人材からは碌（ロク）な学者が出なかったのには理由がございました！

そんなことではろく素っぽ野心的なことなど出来るはずもございませんでしょう？
野心なき者は去れとすら言われるのが理学部の世界ですのに・・・ｗ）

一生を研究労働者で終わる、あるいは万年助手（昨今では助教といいますか）を生きる、そんな非野心的な試みや、あるいは野心は女性だけに許すなどというツマラナイ大学人事、そう、大学人事からして「そんな」でした。私にとっちゃ、1970年代の終わりはすでに世も末を意味していたのですよね、あ～あ、ナニもやる気が起こらなかったのも当たり前でした。みろ、クォークの世界も益川先生が「理論物理学は終わった」と発言されたら（みんなして素直に）終了してしまったじゃないか。

いったい学問の世界のええ若いモンがそんなことでええのでしょーか？

ご多分に洩れずして私だって70歳にもなる名誉教授のよーな気に浸ることがあるよーになってしまいました・・・ｗ）

学者として50歳台というのは、昔は「五十の手習い」とか言いつつ、新しい学問に乗り遅れた落ちこぼれにならないように新しい勉強をしたのだそーですけど、とかく自習が下手くそで多くの部分においてすっからかんの頭しかしてない私などにはそれとて至難なのですよ。もちろん甘ったれてますよ、我ながら、情けないことに。で、そんな私が言いたいのはＣＰＴ定理なんか自明で間違いだということなんです。宇宙がＣＰＴ対称であるためにはＣＰ＝Ｔが成立していなければなりません、それは粒子を反粒子にするとは時間反転と同じことであって、粒子を時間反転させるとエネルギーの符号が逆転するのでフェルミオンの巻きが逆転する、すなわちＰ反転を伴なうのでＣＰ＝Ｔだ、ゆえにＣＰＴ定理は成立する。

だけど、それは違います、それでは反粒子が負質量です、で、そこを「だから騾馬粒子と反粒子とは同一物だ」とやるのが《ファインマン規則》なんですよね？

もう、名を成し終えた大家の発想を逐一否定していくのは難儀ですから、こっちはこっちの理論からの帰結を申し上げますと、ＵＦＴによるならば「宇宙に成立している定理はＣＰＴＥ定理」なんです。つまり、宇宙がＣＰＴＥ対称であるためにはＣＰ＝ＴＥが成立していなければナラナイんですよね、そこでは「粒子を時間反転させた物は騾馬反粒子」なんです。さらに「ｂクォークのＣＰは１破れている」としますと「ｂクォーク（反ｂクォーク）は負エネルギーで時間逆行している物ばかりだ」という結論が得られるのです。

美女クォークですから当然のことかも知れませんよね・・・ｗ）