葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

医師会とワイン

2005年12月05日 11時53分55秒 | ワイン 些事放言
当然のことだが、下関には 「下関医師会」 がある。 医師会の詳細は知らないが、
医師会の内部に、臨床医学研究部会(だったと思う) という組織があるようだ。
文字通り研究のグループなのか、ただの親睦のグループなのか、私は知らない。
部外者の私が知っているのは、その部会にはワイン好きの先生方が結集していることだ。
うがった見方をすれば、ワイン好きの先生方が作った部会なのかも知れない。
その部会の最大の功績は、下関の、ワイン愛飲の先駆的役割を果たしたことだ。

先生方のワインの選び方、買い方、飲み方は、私のそれとは質も量も金額も桁違いで、
その要求を受けた市内の酒屋さんも、ずいぶんと勉強したことだろう。
10年も15年も前の時代、下関の酒屋さんを育てたのは、先生方だといって差し支えあるまい。

その部会の突出した先生方で結成しているのが 「エキストラワイン会(EW会)」。
ひょんなことから、EW会に私も参加させてもらって、もう、10年を超える。
最初はゲストで呼ばれた、と思っていたら次月もお声がかかった。
以来、ずるずると毎月の例会で末席を汚して今日に至った。

私は 「美味しいワイン」 を飲んでいると自負するが、正確な表現ではない。
正確には 「安くて、美味しいワイン」 なのだ。
EW会では、前置きのつかない 「美味しいワイン」 が飲める。
ワイン好きなら垂涎の、高嶺の花的ワインの大半は、EW会で経験した。
日ごろ、私が安ワインで過ごせるのは、月に1回、この贅沢があるからか。

部会は年に1回、夫人や懇意な方を呼んでワイン会を開催する。
「拡大ワイン会」 と称する集まりが今日ある。 その会へ呼ばれたのは今年で3年目だ。



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