葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

角島大橋

2007年06月23日 19時42分38秒 | 日記 ・ 雑記録
先般より mixi とご縁が出来て、新しい世界が広がりつつある。
で、いろんな方のコメントを拝見すると、
角島、角島灯台が高く評価されているのには嬉しくなる。
かつては豊浦郡豊北町にあった灯台が、今では (晴れて) 下関の灯台と呼べるのだから、
下関に住む灯台ファンとしては、自然と頬が緩むことになる。
角島灯台まで1時間で行ける地の利は、灯台ファンには垂涎だろう。
角島まで1時間だから、特牛、蓋井島、六連島までも1時間。
部埼、台場鼻は30分。 北九州の妙見埼までが1時間の圏内だ。

今日の午後、長府の空に青空が広がった。
この機会を逃してなるものかと、カメラをわしづかみに灯台巡回号に飛び乗った。
目指すは角島灯台。
ところが、小月まで走ったら青空どころか雨雲が垂れ込めている。
角島を往復するときの慣例で、二見饅頭のカステラを買う予定もあるから、走った。
角島まで雨は持ちこたえたが、曇天では右の人差し指が動かない。

その分、灯台の受付に居る燈光会の職員氏とは話が弾んだ。
灯台の水道管が若者に蹴られて折れ曲がり、水の噴出が4時間止まらなかった事。
駆けつけた業者氏が工具を取りに帰って重機に挟まれ、救急車で運ばれた事。
大混雑の日曜日に、管轄外の海上保安部長が公用車5台を連ねて来て、対応に困った事。
灯台の照射灯が照らす反射板よりもはるかに灯台寄りの浅瀬に
16トンのプレジャーボートが乗り上げ、馬鹿者どもをヘリが吊り上げた事。
私がご無沙汰している3週間のあいだに、これだけの事があったらしい。
見学料を徴収するだけの職員氏は、話し相手が欲しかったのか。
燈光会の職員氏の話し相手になってやるのも灯台ファンの務めだ。

灯台の写真はほとんど撮らなかった。
その代わり、いつもは行かない高台から角島大橋の写真を撮った。
天気が悪いから陰気な写真だ。
角島を訪れた人は、先ず、この橋に感激するのだろう。
橋の美しさと、無料で渡れることに。
有料にしなかったばかりに、ロハで渡った馬鹿な若者が水道管を蹴ったりするのだ。
橋でつながったとはいえ、離島にとって水の大切さを知らないのだから、
この若者は、やはり、馬鹿だ。

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4 コメント

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いいですねぇ (とも~る)
2007-06-23 22:09:10
角島大橋のこのアングルすごくいいですね~♪
次回訪れたときは、灯台だけでなく、この角島大橋も色々なアングルから撮ってみたいです☆
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Unknown (洒人)
2007-06-24 08:13:30
>とも~るさん
この撮影場所 (高台) は、橋の取り付け地点から車で1分とかからないのに、日頃はなかなか立ち寄らないのです。
次回は必ずご案内しますよ。

門司埼灯台での写真。 送るのを忘れていました。
近々にメールで送ります。
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Unknown (玉助)
2007-06-24 23:39:42
外部ブログに直結されたのですね。

角島灯台は芸術品ですよ。
先日、洒人さんのご案内で訪れたときには家族一同大感激でした。

それにしても灯台施設にいたずらする奴は厳罰を下して欲しいですね。
無謀なマリンレジャーのバカ者達は自業自得で救助費用の負担を義務付けて欲しい。(救助費用も税金で賄ってるんだから冗談じゃないですよね)
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Unknown (洒人)
2007-06-26 23:21:49
>玉助さん

日記を外部ブログにするか、mixi にするか迷いましたが、取り敢えずの結論です。

燈光会の職員氏は、角島が観光地化したことを嘆いていました。
離島はどこでも、昔は 「鍵」 などなかったのに、橋が架かった途端に訳の分からない人間がどっと入り込んできて、それまでの島の秩序が崩れてしまうんですね。

秀麗な角島灯台を多くの方々がご覧になって、感嘆してくれるのは嬉しいのですが、動物園の人気動物みたいになるのはどうも‥‥。
私の理想は、台場鼻灯台の位置に角島灯台が 立っていることです。
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