葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

流木アート

2006年07月17日 15時16分39秒 | 日記 ・ 雑記録
昨日、一番暑い時間に、友人 Uから電話がかかってきた。
「いま、居るか? 行ってもいいか?」

彼は同郷の友人で、高校時代は同級生だった。
金子みすゞ が生まれ育った街に彼も生まれ育ったが、
金子みすゞ が 「文」 に秀でていたとすれば、彼は 「武」 だ。
とにかく強かった。 棒切れを持たせたら、右に出るものは居なかった。
その彼が、私に 「何かあったら言って来い」 と2度・3度言ってくれた。
だから、私は高校時代、怖いものはなかった。
幸か不幸か、彼の威を借る狐になる機会はなかったが。

下関に住んだのは、彼が先だ。 よく飲んだ。
そんな彼が、「いま、居るか? 行ってもいいか?」 などと控えめなのは想像がついた。
彼は廃材や流木を使って、いわゆるアートを楽しんでいる。
彼の場合、楽しいのは作る過程、なのだろう。
作品を使ってくれ、飾ってくれ、と、やたら腰を低くして持参する。
今回が3度目だ。
彼なりに、葡萄舎をイメージしながら作っているのか、そこはわからないが
素朴な雰囲気で、置く場所を一生懸命考えてやれば
そこそこにサマになるものもある。
上の写真は、今回持参した3点の一つだが、
俵島燈台の写真を飾って、玄関の靴箱の壁にかけた。
なんだかんだ言いながら、
彼が持参した作品は全て、どこかしこで使っているから
案外、私の好みなのかもしれない。

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