葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

無聊 (ぶりょう)

2007年02月22日 10時59分17秒 | 日記 ・ 雑記録
この歳になると、二日連続のワイン会は辛い。
ましてや、ワイン会の一つを葡萄舎で催した翌日に
片付け終わってから海外の北九州黒崎まで出かけるなど、なんとも難儀なことだ。
とか言いながら、いそいそと出かけるのだから懲りない男だ。

   エキストラワイン会の記録は 「美酒夜光」に。 こちら です。

私より一歳年上で、いつもいいワインを飲ませてくださる気風のいいH氏。
私の主治医でもあるのだが、どうも子供みたいなところがある。
間もなく夫人が海外旅行に出かけることになって、
留守の間の6日間、誰も居ない家で一人身を楽しむことが出来ないご様子なのだ。
6日間のうち2日は既にワイン会が設定されている、ということで、
残り4日の <ワインのご相伴> を求めて、だれ彼構わず声をかけまくっておいでだ。
それに対して 「おぅ、分かった」 と応ずる方々がいらっしゃるから世の中は楽しい。

当然(?)私にも打診があった。
そりゃ、日頃お世話になっている方だから、義を見てせざるは勇なき哉、だし、
お相手をすれば美味しいワインがいただけるのだから、決して悪い話ではないが
サテ、どうしたものか。
とりあえず、いつ声がかかってもいいように、
「困った駄々っ子がいらっしゃるから」 と家人に経緯を話しておいた。
平時にも臨戦態勢を整えておくのは武人の習いだ。
とか言いながら、結構、成り行きを楽しんでいる自分が居る。

最終的に、私に声がかかるかどうかは知らないが、
お声がかかれば、精一杯 無聊(ぶりょう) を お慰め申し上げよう。

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