葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

俵島灯台再訪

2006年04月28日 19時18分11秒 | 日記 ・ 雑記録
ワインの場合は 「絶対に」 と言う言葉を使っていいほど、
2度と同じワインに巡り会うことは出来ないから、 文字通り、一期一会だ。

灯台は、2度3度と訪れることは可能だが、
私が始めた灯台めぐりは、ふるさとの 「沿岸小型」 と分類される灯台たちが多く、
あるかないかの道で、心細くなりかけた頃にやっと灯台にたどり着くケースがほとんどだ。
だから、灯台を去るときは、灯塔の壁を撫でて叩いて、
「もう、来ることはなかろう。がんばれよ」 の儀式となる。

昨日は郷里で飲み会があった。
いつもは最短距離の山越えをするのだが、
灯台ファンになってからは、倍の時間をかけて海沿いの道を走る。
途中で、いくつかの灯台に寄り道をする。 昨日は 「油谷港俵島灯台」。

私が前回訪れたときは干潮で、破損した飛び石部分を裸足で歩いて渡った。
膝下まで海水に浸かって。
今回は俵島全体を撮る目的だったが、行ってみると、ときあたかも大潮の大干潮。
俵島が、完全に陸続きになっている。
こんなことはめったにないから、灯台まで行くことにした。

灯台ファンの先達諸氏には、俵島を訪れたときが満潮時で
島に渡ること (=灯塔に触れること) を断念した方が多いというのに、
私の場合、どうしてこうも巡り合わせに恵まれるのだろう。
潮汐表で干潮を確認して出かけたわけでもないのに。

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