葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

♪白州燈台に行ける!

2006年04月08日 09時35分47秒 | 日記 ・ 雑記録
下関から至近の距離にありながら、行くに行けない燈台があった。
白州燈台。
瀬渡し舟を雇えば行けるのだが、上陸は難しいという。
3月末に手がかりを求めて、北九州市の若松海保を訪れ、貴重な情報を得た。

白州は、若松沖の白砂の州で、周囲には浅瀬や暗礁が散在し、西国一の海の難所だった。
幕末期に、対岸の庄屋・岩松助左衛門という先覚者の
私財をなげうった強い信念と気高い願いで誕生したのが白州燈台だ。
彼を顕彰する碑は小倉城内にあるが、
岩松助左衛門顕彰会が年に一回、白州に渡って清掃活動をしているという。
時期は6月だ、という。

今朝、顕彰会の責任者氏宅に電話した。
事情と希望を話すと快諾を得た。 今年の予定は6月3日だという。
清掃活動には海保も同道するから、燈台に登ることもできるだろう。
待てば海路の日和が、ある。 精一杯、清掃をしてこよう。

責任者氏が、電話の私の声を聞いて、「お若い方ですか?」 と仰る。
もう、若くはない。
でも、燈台の話をするときは、いやがうえにも声は若やぐ。 華やぐ。
私って、素直なんだ?

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