ますぶちStyle/宝石箱の片隅

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AZClubジュエリーの歴史研究   定例ゼミ『真珠とその時代』(8)

2023年03月28日 | 日記

AZClubジュエリーの歴史研究

 

定例ゼミ『真珠とその時代』(8)

 

ZoomによるOnlineゼミ=2023年425日(火)19:00〜21:00

定員7名。参加料2500円

*今回のゼミは素材を中心に真珠の歴史を紐解きます。

*AZClubジュエリーの歴史研究ゼミはJewellerystory_0512@yahoo.jo.jp までお申込み下さい。またジュエリーについてご意見、ご質問を承っております。お気軽にお寄せください。

 

 

 

昔は各地の養殖場に行けば普通にみられた光景ですが・・。

日本のアコヤ真珠も産業的には

かなり難しい岐路に立たされていると言って良いでしょう。

現在ではオーストラリアを中心とした

シロチョウ真珠(南洋真珠)が、

生産高では中国の淡水真珠に及ばないものの

価格面では勢いがあります。

シロチョウのボスである「パスパレー」は

真珠で唯一宝石と言えるのはシロチョウだと豪語しており

これはひとえに真珠層の巻のことを言っています。

確かにアコヤや黒蝶に比べればシロチョウの真珠層はしっかりしています。

そしてフレンチポリネシアのクロチョウ真珠(タヒチ真珠)は

アコヤと同じ薄巻珠が一部市場に出てきているようで、

これは危険諡号でもあります。

養殖業者にとって少しでも採算を上げようとすれば

結果として薄巻にならざるを得ず

養殖真珠の持つ宿命と言っても過言ではないのです。

では、どうすれば良いか・・・。