ますぶちStyle/宝石箱の片隅

ジュエリーや宝石、真珠を中心に、ジュエリー・ビジネス、歴史まで幅広く書いていきます。是非ご一読下さい。

宝石箱の片隅の呟き 『深夜の散歩』−1975回『自分の言葉でどう表現するか』

2023年03月17日 | 日記

宝石箱の片隅の呟き
『深夜の散歩』−1975回





『自分の言葉でどう表現するか』

 

私たちが誰でも通常手に入る情報は、ネットや本からですが
大事なことはそれらの情報を下敷きにして
どれだけ自分の言葉で書けるか話せるか、ということでしょう。
また、これらの情報は基本的に無料で手に入ります。
そだからと言って安易に使う場合
パクリやコピペ、剽窃にならないように
細心の注意を払う必要があるでしょう。

そしてもう一つSNSで気をつけなければいけないのは
沢山の「いいね」よりも、ひとりの「コメント」です。
いろいろなツールを利用して自分なりの情報を発信していると
ついうっかりして・・・、ということが起きます。
そんな時に適切なアドバイスを頂いたりすると、
もう嬉しくて天にも昇る心地です。
私は仕事柄、わざと意見が出やすい仕掛けをすることがあります。
でも、なかなか反応してくれないのが悩みの種でもあり
また楽しみでもあったりします。
いずれにしてもさまざまな情報をもとに
自分のことがで「話し」「書く」事が重要ですね。


New JAMの本棚-053『閑話休題』先日13日の続き

2023年03月17日 | 日記

New JAMの本棚-053



『閑話休題』先日13日の続き



ところで、私はどちらかというと本はよく読む方でしょう。
専門書から小説まで、貧乏な割には
社会人になって以来、かなりの費用をつぎ込んできました。
三浦海岸にいた頃は本に埋まっていましたが
12年前に現在の住まいに引っ越すときには
かなりの本を処分しました。
先日作家の大江健三郎が亡くなったというニュースを
目にしましたが、彼の本も10冊くらい持っていたのですが
全部処分してしまいました。
ちょっと惜しい気がしましたが、今となっては後の祭り、です。
先日亡くなった立花隆が本の処分を言い残したそうですが
有名人は記念館などを作り蔵書や自著を保存し後悔する事が多いのに
立花隆はちょっと異質かも知れません。
何しろ彼の蔵書は半端ではありませんでしたから、ね。
本は読まないよりは読んだ方が断然いいです。
すぐには役に立ちませんが、いつの間にか身になっているものです。
私の場合は読めない外国語のジュエリーの本を
猫の額ほどの本棚に飾って満足しているだけすがねぇ・・・。


『ジュエリーを読む(四方山話)』第6回『翡翠を見ればその人の富裕度がわかる』

2023年03月17日 | 日記

思いつくまま、取り留めのない

ジュエリー・宝石にまつわる話あれこれ

 

『ジュエリーを読む(四方山話)』第6回

 

 

 

『翡翠を見ればその人の富裕度がわかる』

もう20年前、些か古い話になりますが

ある催事で台北に行った時のことです。

その当時、台湾も一種のバブルで賑わっていました。

催事場に来るのは業者ばかりではなく、一般の方も多数いました。

そんな中台湾の業界の人と雑談の中で出た話。

“私たちは客を物色するときには、

その人がどのような翡翠を身につけているかをみます”

翡翠は台湾にとって富裕のバロメーターの一つになるというのです。

そうかと思い注意してみていると

確かに色の良い翡翠を身につけている人は

ファッションや持ち物もいかにも高価で質の良いように見えます。

これは香港のトレードショーでも同じでした。

明らかに中国系の人を観察して、

中国事情に詳しい人に聞くと必ず

“あなたはどうしてわかるのか”と聞き返されました。

翡翠って日本人にはその値打ちがなかなか理解されませんが

これも私にとっての貴重なエピソードになっています。

*これを読んでご質問・ご感想など Jewellerystory_0512@yahoo.co.jp までお気軽にコメントお寄せください。必ずご返信いたします。


AZClub初級講座ゼミ『ジュエリーの歴史入門』 『20世紀のジュエリー[1900〜1980年代まで]』

2023年03月17日 | 日記

AZClub初級講座ゼミ『ジュエリーの歴史入門』

 

『20世紀のジュエリー[1900〜1980年代まで]

日時:2023年3月28日(火)19:00-21:00

ZOOMによるOnlineゼミになります

参加費:2500円

定員:7名(定員になり次第締切ます)

お申込・お問合せ:jewellerystory_0512@yahoo.co.jp

 

 

 

 

ジュエリーの歴史を識れば

ジュエリーがもっと面白くなる、

もっと楽しくなる

 

1950年以降(日本では戦後)

ジュエリー業界は変革の時代を迎えます。

アンドリュー・グリマラによる

ジュエリーのヌーベルバーグともいうべき

一連のジュエリー創作でした。

日本では芸大の菱田安彦そして田宮千穂らによって継承されます。

そしてデ・ビアスによる

ダイヤモンドインターナショナル賞の創設でした。

1965年頃から日本のジュエリデザイナーや作家たちは

この運動に積極的に参加していきます。

しかし80年代の後半に入ると

ブライダルを中心としたダイヤモンドの販売の強化と、

安易なデザイン賞の乱立がレベルを下げてしまい、

こういったアカデミックな運動は衰退していきます。