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Tsukuba Scientific, Bridge Seminar

ブリッジゼミナール公式ブログ。コメント・討論歓迎(システム自由。ゼミナール共通システムはハーディ式2/1)

つくばSCIベーシックに向けて  (その一)

2008年09月01日 | Weblog
〝つくばサイエンティフィック〟(今後表題のように〝つくばSCI〟とも書きます。)の設計にこの一年余り掛かりきりでしたが、いろいろな方のお励ましやご協力を頂いて、2/1システムとして、世界の中のつくば、「東京の秋葉原から〝TX〟で45分の学園都市」、の皆様に推奨できるものは、ほぼ完成しました。

中上級者の実戦に使える範囲で精一杯易しくし(それはそう簡単な仕事では有りませんでした。)、また皆様がすでに2/1として、或いは5枚メジャーに付け加えて採用して居られるコンベンションを尊重して、移行しやすいようにも工夫しました。

しかし、それでも、「難しい」という評判が立ってしまったようです。

その原因は次のような事情によるのでしょう。

1.多くの方が、そもそも「体系」としてのビッディング・システムについては、入門時にマスターした基本のみに止まって居られる。それに「常識的な」コンベンションと、実戦に際しての運用のノウハウを身につけて、つくばからも続々とライフマスターが誕生して来られた。

2.2/1FGでさえも、発生したときはコンベンションの一つに過ぎなかったから、それと(必然的に導入せざるを得ない)フォーシングNTをやむを得ず併用して、後は、体系的でなくアド・ホック(行き当たりばったり)にコンベンションを付け加えて、一定の成績を収めて来られた。

3.これは1990年代までのアメリカの書物も概ねそういうスタイルだった上に、日本人はなぜか2/1について教科書や啓蒙書を書かなかった。この点北ブリッジ倶楽部の講座や、花山氏のテキストがネットで公開されたことについては一定の評価ができる。

(このほか、ハーディの2/1については、以前日立に居られて、つくばを訪問されたこともある平尾〝教祖〟のネット解説があります。花山テキスト同様、今後折りに触れて比較引用することがあるかもしれません。)

つまり、ビッディング・システムを「一貫した体系として精密化する」という観点は、多数のプレーヤーにとっては、端から「異文化」だったんですね。

ですから、同じ体系で同じコンベンションで同じ約束をして居る筈の場合でさえも、見方が全然違っても来るわけです。

このようなことは、皆様も更に一クラス格上の人と組んだときには、ときどき経験されたことでしょう。そのとき学んだことや新たに約束したことがノウハウとして記憶され、今日の実力の源泉になっているに違いありません。

(つづく)

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