次のNのスラムビッドは、シンプリファイド・プレシジョンとしては、「普通」の範囲を超えるものやも知れませぬ。(➡︎ハンド)
BD22 E-Wバル Eディール
コンピューターでは、N-SはNT、❤️、♣️とも7メイクする。実際にもそうだった。
プレシジョンでは、無競争で、S(五十嵐, S)ーN(杜)で、
1H ー 4NT
5C ー 6H
相手方が4Hで止まったため、11 IMP。
BD22の別の二つの対戦では、それぞれ一方のチームが7C/N、6H/S/7で、14 IMP、11 IMPずつ取った。
- 前者<瀬山M>は17.58の圧勝だったから、このグランドスラムどころか、スラムを逸したとて、(💎アリス同様に)大勢に影響は無かった。
- しかし後者<サブマリン>は、4 IMP差で10.99の辛勝だったから、このスラムビッドをしなければ負けていた。
(その他のスラムハンドについては後述)
SA(スタンダード・アメリカン)のビッドは、無競争としてSから
1H ー 2NT❶
4H ー 4NT❷
5C ー 6H
❶ ジャコビー2NT
❷ ♦️がトップ2ルーザーだから、RKCは禁忌。しかし7コントロールも有るし、♦️Aceが無くとも、5Hは♣️か♦️に他に1ルーザーが出なければ、OKだから、確率50%(⁉️)として敢行しても良いやも知れませぬ。
ハミルトン戦略から見ると、このスラムトライをすべきかどうかは、スレスレの判断です。どちらかと言えば無理しない方が良いということになります。但し、リーグ戦でなくて一回限りの勝負ならば、劣勢だったらチャレンジすべきでしょう。


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