何だか格式有りげな立派な名前です。第何回になったのだろう❓ 当地の他の季節のセクショナルは、「がまの油杯」や「つくば市長杯」のように別の名前になって居る。
結局6卓24人と言うコロナ明けの連休中としてはむしろ上等な盛会になり、優勝は下市-長井組(64.15%で完勝に見える)、二位は久保夫妻組(56.08%)、3位は1点未満の差で木内-内田組(55.68%)と、順当とも思える結果でした。表彰式でのやり取り:
Xさん(長井氏に) 「おめでとうございます。」
長井氏 「ご協力有り難うございました。」
スコアを見たら、直接対決では2セッションの4ボード20MP満点の所、16対4と、大献上して居た。二位の優勝候補に18点(17.75MP)もの差を付けさせた最大の功労者やも知れませぬ。即座に礼を言われてしまったわけです。
それはそれとして、たまたま眼に触れただけですが、ここでは、ビッドの視点から気になったボードを取り上げます。公式記録はハンドを含めて主催者(TDBC)サイトをご参照ください。
午後BD4 .
Xさんペアは、Sの3Sにダブルを掛け、ジャストメイクで-730。「不可」相当の1MPになった。IMPでないから、1セッションを失うものでなく、「不可」の一つや二つ気にしても無意味だとも言えるにしても、単なる結果論でなく、もっと本質的な問題が隠れていないか❓
ハンドを見ると、N-Sは♠︎10枚フィットで17 HCP、E-Wは♦︎11枚フィットで23 HCP。
- HCPは、LoTTの最少限度の信頼域に入って居る。
- 枚数が19以上の場合、TTを枚数通りの21とすることは、疑問視されて居る割に結構当ったりもする。
- コンピューター分析では、どちらも3メイクしかしない。即ち真のTT =18と、3トリックもの稀な目減りをして居る。一方で実戦では、♠︎コントラクトは4メイクと3メイクが2卓ずつ。
- しかし(この場合マイナーウッドと誤認される恐れが無いから🗡)E-W側は、LoTTを念頭において、むしろ4Dで競り合うべきではないか❓ パスもあり。🗡🗡
- LoTTは2〜4台では、かなり良く当たる(MITで78%説が有った)。
- 少なくともダブルを掛けるのは殆ど無意味ではないか❓ マッチポイントの全盛時代でも、ペナルティダブルは2ダウン必至と見られるときにのみ掛けよと言われていた。このハンドではその根拠は見え難い。
自分のスコアが変わると、他も0.5ずつ動きますが、それを無視すると、E-WのMP は
4D (1ダウン) 4 (優)
パス 3 (良上) 👈平均なれど。
ダブル 1 (不可)
ところで、このボードが気になったのには、もう一つ訳が有ります。それは、今季IMPリーグで私のチームメイトになる組が、
- E-Wで5D/W迄競って、バルのダブルド3ダウンで-800の真正ボトム。「不可」と言うよりは、大学ならば「落第」どころか「放校」相当。(マッチポイントでも間違いは間違い。)
- 二人合わせて23 HCPだから、できるわけがない。
- 相手側が4Sをビッドしたにしても、自分にもそれなりの出来目が無いときに、5台でサクリファイスするのは無謀だ(合理性が、それ故理性も無い)。
- LoTTだけで、高い競り合いの根拠にするのは脳天気過ぎる。
☘ 長いスーツや良いフィットに「酔ってしまう」◯◯さんのいつもの病気が出たものか、心配して居ましたが、5にレイズしたのはパートナーの方だったそうです。ホッとしました。🗡🗡 🗡
🗡 つくばSciでは、マイナーウッドと決して誤認されない場合を除き、4台マイナーでのサクリファイスは禁止。
🗡🗡 原始LoTTでは、切り札の枚数までは出来る。特に〝ナイン・エバー〟 即ち、9枚フィットがあれば3が出来る。控え目に言えば「3までは競れ。」
🗡🗡 🗡 パートナーの方も今季は同じチームメイトだから、IMPリーグで同じことをしたら壊滅するけれども。