この対戦は前半BD13〜24、後半BD 1〜12だったとのことと、コンピューター評価が分かったので、記事の手直しをしました。(5/26)
♠️木枯し対<鯉のぼり>戦(➡︎5/20オープンCセクション 前者C 1、後者C 2🗡)では、10 IMP以上は互いに前半の1ボードずつだけでした。
♠️木枯しが10 IMP失ったのは
BD23 両バル Sディール
WとEのハンドは:
♠K96 .................... ♠Q75
♥ ........................... ♥K1065
♦AQJ109 ................♦74
♣AKJ106 ............... ♣Q842
♠K96 .................... ♠Q75
♥ ........................... ♥K1065
♦AQJ109 ................♦74
♣AKJ106 ............... ♣Q842
スコアは♠️木枯し 4C/W/6、<鯉のぼり> 3NT/E/5。(コンピューター評価:NT 、♦️5メイク。♣️6メイク)
ビッド経過は分かりませぬが、結果的にはスラムが有ったのに、ゲームにさえも行けなかったのは大いに問題です。
つくばSciのペアとしての、一つの初心者レベルの(重大)ミスの可能性は、ディーラーのSから次のように進行した場合
ビッド例⑴
P
1D 1H P 2H
3H P 3NT P
4C① P P② P
ハーディー・システム、したがってつくばSciの基本ルールの一つは
❶ パートナーシップで一旦3NTに収まった後は、そのダウン・リスクを避けるために4mに逃れることは金輪際するな。
❷ ∴4mはスラムトライ。
∵5mよりは3NTの方が、メイクしやすいから、6mを狙うのでなければ、3NTに止まれ。
❸ ∴4mは通常はマイナーウッドになる。
Wが①とビッドした意図は、このルールに沿ったものか否やは知らず、②のパスは無い。マイナーウッドの0回答=4Dを聞いて、Wは5Cとすべきなれど、元々Wもシステムの基本ルールを忘れていたら、5Dをビッドしたやも知れぬ。それもメイクする。
ビッド例⑵
P
1D 1H P 2H
3C 3H 3NT P
4C① P P② P
ビッド例⑶
P
1D 1H P 2H
4C① P P② P
この場合の4Cは、真スーツでのジャンプシフトと解すべきでしょう。しかしマイナーウッドとする約束にはしていません。4Dは当然マイナーウッドになる。
ハーディー・はマイナーウッドを上級オプションとしているから、そこまで決めていないが、ほぼ必然的に、つくばSciの基本ルールの一つは
❹ 4mで競ることは、パートナーが明確にマイナーウッドでないと判断出来る場合以外禁止。
ビッド例⑷ Sはレイズせずパスしたやも知れぬ。むしろそれが普通か。
P
1D 1H P P
3C P 3NT P
4C P P P
議論は上と同様ですが、ビッドは単純至極。
🗡 【お断り・ご注意】 現在の記録公示システムは、JTOSの原設計のせいか、チーム・メンバー名を知らないと、目的の試合(セクション)に辿り着けない仕組みになっています。「C1」、「C2」は当日のテーブル番号でしかありません。ご面倒でも、必要な場合はIMPリーグ戦の戦績表でご確認ください。
- 当方としても、今後はなるべく皆様がアクセスし易いように出場者情報を書き添えることにします。
- 但し、ハンドは今季より全セクション共通になりました。