アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第291回目「苦行者のポーズ」3月24日
宗教は苦行がつきものかどうかは、わかりませんがキリスト様もお釈迦様も苦行をしていました。マレーシアでは今でもタイプーサムというインドのお祭りがあって、凄い苦行をしています。今回は別に苦行をするわけではありませんが、そうとはいっても体の固い人が無理矢理やると、やっぱり苦行になりますかね。インドの仙人でガーラヴァという人がいたのですが、ものすごい苦行をして悟りを開いたそうです。その人の代表的なポーズをやりましょう。
実はこのポーズ、私が初めてやったとき少々無理して、数日間、体の調子を崩しました。まあ好転反応だったので、その後はエネルギーも高まって、柔軟性も出ていろんなアサナができるようになりました。
でもそれが果たして好転反応なのか? それとも体を壊したのか? その辺を見極めるのはなかなか難しいですね。解決策はやはり三日坊主ではなくて、毎日、継続して体を鍛えるとともに、体感を通しての気づきや知識を増やすことです。そうすればちょっとやそっとのことでは負けない体と心が養われますよ。
それではやってみましょう。
1)いきなりやると、私のように体の調子を崩す恐れがありますので、まず準備体操です。パドマアサナになります。そして体をひねって両腕を床の上で伸ばしましょう。これが気持ちよくできることが苦行者のポーズをやる最低条件です。
2)基本姿勢になって右手で左足をつかんで、左脚そけい部に乗せます。
3)そのまま両手をついてスタンバイ。左ひざが左上腕に乗っかります。
4)アレクサンダーテクニークでヘッドリードしながら右足を後方に伸ばします。すると体は浮上します。このとき体幹がツイストしますので、最初の準備体操がとても大切なのです。
5)慣れると苦行ではなくて、とても気持ちよくできます。
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吉田篤司