アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第277回目「ガメラ?いいえ孔雀です」3月10日
孔雀ポーズの変形でパドママユーラというのがあります。座禅の足の組み方で体をユラユラ~と浮上させるんです。孔雀というよりも怪獣のガメラに似ています。
通常のマユーラアサナでは、アレクサンダーテクニークのヘッドリードを働かせますが、このポーズではさらに同時に両膝と骨盤の操作が決め手になります。
1)まずパドマアサナです。足を深く組みましょう。これができない人は片足だけを組んだ半跏趺坐やるとよいです。鎌倉の建長寺の和尚さんは「はんぱ者のやるのが半跏趺坐で、結果が出るのが結跏趺坐(パドマアサナ)じゃあ~」と厳しいことを言っておられました。ここではお堅いルール抜きです。
2)両肘をお腹に当てます。指先は後方に向けるのがこのポーズの「形(カタ)」です。うっかり前に向けるのは「形」ではありません。和尚さんは「そういうのをカタナシというんじゃあ!」と言っておられました。
3)次にヘッドリード、そして左右のひざを後方にググーッと伸ばしていきます。
4)すると体は浮上開始しますが、早まるとバランス崩して墜落します。マユーラアサナのように足の尾翼はありませんから慎重に操作しましょう。JALの墜落事故の原因は尾翼が吹き飛んでしまいコントロール不能になったことですた。
5)低空飛行に慣れたら、ヘッドリードしながらさらに左右の膝を後方に伸ばします。体を床と水平にするのはかなり難しいです。
6)そこから骨盤をコントロールして背中がわずかに反り返るようにすると完成!ガメラです。
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吉田篤司