アレクサンダーテクニーク ヨガ講座：第242回目「筋トレをやろう！」1月23日
ヨガというと多くの人はまずグニャグニャ体が曲がったポーズを思い浮かべますが、パワーヨガではもっと筋肉を鍛えるポーズをやります。とはいってもジムのマシーン・エクササイズのように体の部分的な筋肉を集中的に鍛えるのではなくて、全身の筋肉をシステマチックに使う鍛え方をします。
だから見た目もあんまりマッチョな人はいなくて、もっと身軽な感じの人が多いですね。そしてアレクサンダーヨガでは腸腰筋グループを中心に絞り込むため、さらにアサナも浮上系ポーズを多くおこないます。
腸腰筋グループは深層筋であるインナーマッスルの代表です。焼肉でいうとヒレ肉に相当して、きっと柔らかいのでしょう。柔軟系ヨガではここの筋肉をストレッチで伸ばそうとしますが、浮上系ポーズは逆に絞り込んで圧縮させます。
しかも筋肉の反射作用によっておこなうので、自動的にスイッチＯＮになるんです。それが丹田強化になって原子力発電のような爆発的エネルギー増幅が可能になるんです。
その入門に適当なのが、横足鶴のポーズ（パールシュヴァバカアサナ）です。私のレッスンでも初心者の人でも「今すぐ元気になりたい！」という人にはさっそく教えています。完成までとはいかなくても、いいとこまで大抵できちゃいますね。
だから見かけで判断して、手を上げての降参はちょっと待ったです。できるところまで一緒にやりましょう。そのかわり気合入れてやってね。
１）まず基本姿勢
２）足を右に移動して、左ひざを右ひじに引っ掛けます。
３）そして左足を右足に揃えて並べます。ここまでできるだけでも腸腰筋は働きます。また内臓も絞られてデトックス、つまり美容と若返りに十分効果が表れます。
４）そしてここで気合入れます。呼吸のタイミングを図って両足上げします。たとえジャンプして一瞬でもいいので、頑張ってください。腸腰筋には反射作用が起こって強烈な力が出るのを実感します。発熱して汗も出ます。
５）中には両足が「やったら簡単に持ち上がっちゃいました！」という人もいます。そういう場合はさらに手でマットを押して頭を持ち上げちゃいましょう。これも一瞬でも十分です。初めて持ち上がると、ビックリしてバランス崩すことがよくあります。もうアドレナリン全開になっていますね。
６）慣れると背中がクレーンで吊り上げられるように高く浮上させます。ポーズ完成したらドヤ顔をします。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ／クラニオセイクラル／アレクサンダーテクニーク／東京門前仲町レッスン
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吉田篤司