AlexanderTechniqueヨガ講座:第104回目
「クラニオ上昇下降で魚ポーズ」10月26日
クラニオセイクラル、つまり頭蓋仙骨システムは周期的な膨張と収縮を繰り返しています。
生命の息吹といった感じなので、プライマリーブリージングと言われます。
そしてこの膨張と収縮のリズミックな動きに合わせて体各部も連動して動きます。
<膨張時>
・エネルギーが下降する
・背中は丸まり気味になる
・腕は内回りするけど、脚は外回りする
・全体的に緊張度が減って、筋肉は弛緩する
<収縮時>
・エネルギーが上昇する
・背中は反り返る
・腕は外回りで胸が開く。そして脚は内回りで仙腸関節を開く。
・体は絞り込まれてハイテンションになる
こうした動きの性質を頭に入れて、ヨガのアサナをやると随分結果は変わってきます。
自然な体の動きですので無理がないんです。
今回はそうした連動性がたいへん分かりやすい例として、魚のポーズをやってみましょう。
魚のポーズは初心者向けですが、変なやり方をすると背骨を逆に詰まらせてしまいます。
やっぱり、やればいいっていうもんじゃないです。頭をちゃんと使って観察力を養ってください。
1)仰向けになって腕は内回り、脚は外回りさせます。
こうするとエネルギーの下降モードになります。
クラニオセイクラル・セラピーでCV4という、特殊な手の組み方で鎮静作用を促す方法があります。
そのとき体の姿勢で表すと、こうした方向性が表れます。リラックス効果です。
2)今度は反転して腕は外回り、脚は内回りさせましょう。
するとエネルギーは上昇モードになります。ハイテンションの状態です。
3)ここうした下降と上昇の動きをゆったりと10回ほど繰り返すんです。
クラニオリズムで考えると、
CRI:2秒間で下降、2秒間で上昇
ミッドタイド:15秒間で下降、15秒間で上昇
ロングタイド:50秒間で下降、50秒間で上昇
となります。
まあ、あくまでもモデルなので、時計のような機械仕掛けの動きではありません。
こういうのに正確さを追求すると体は固まっておかしくなります。
4)最後に上昇モードで、体を全開で絞り込みましょう。
すると簡単に背中は反り返ります。
両手を上にあげて、令和元年万歳!フィッシュカレーを食べましょう。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司