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機器設定のための備忘録

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チューナーの不調? or 減力放送? - ノイズ発生

2011-04-22 06:00:00 | FM放送

今晩放送された、ベストオブクラシック・セレクション -C.ワレフスカ チェロ・リサイタル-を録音して聞いていたところ、途中からやけにノイズが増えた。ちょうど遠距離受信をしているかのような "サー" というノイズ。全体を通して確認してみると、ノイズが多かったのは10分程度。ノイズが入ってしまったのはブラームス作曲のチェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38。

受信感度が落ちたなら、これまでにも同様のノイズが出ていたはずだが、今回が初めてだと思う。

 

19:40頃の通常のノイズレベル。特に問題なし。

19:42 突然、サーというノイズが聞こえ始める。16kHz近くまでフラットなノイズ分布。14-15kHz, 15-16kHzの音声信号がカットされた部分までもがノイズに埋もれて見えなくなった。

 

19:51頃、ノイズが消える。その後、番組終了まで特に問題なし。

チューナーの故障かもしれないが、今まで一度もなかったことなので、とりあえず記録として残しておきたい。放送局の出力がいきなり弱くなったとは考えにくいのだが。もしそのようなことがあればニュースにでもなるだろうし。

チェロの音色がなかなか良かっただけに残念。700MBの CD-Rに入れようとしたところ、最後のショパンの曲が入らなかった。

 

追加:

この日のラジオ深夜便(午前2~3時)も録音していたが、2:21頃からふたたびノイズ。3時の時報までノイズは消えず(下図)。

ナナ・ムスクーリの日曜はダメよの曲紹介直後からノイズ発生。

同番組でノイズが入らなかった無音部分(2:08頃)の波形は下記のとおり。

大雑把に言って 20dBほどノイズレベルに差がある。今後も頻繁にノイズが入るようなら、NHKに問い合わせるべきか。地元ローカル局の HPには、減力放送についての記載はなく、原因となりそうな発表は見当たらなかった。

あるいは文字多重放送を復活させようとしているのだろうか。緊急情報を流すのにも必要ということになれば、再開されるかもしれない。しかし、番組の途中にアナウンスなく信号を入れたり入れなかったりという操作は、やるはずはないとは思う。ところで、データ放送の信号が流れている民放って今あるのだろうか。やはりチューナーの故障だろう。

 

念のため屋外アンテナの向きと傾きを確認したが、問題なかった。とりあえずはチューナーを入れ替えて様子を見るか。


Live Under the Sky '81 - Chick Corea Quartet

2011-04-17 15:00:00 | FM放送

1981年の年末に Chick Corea Quartetの演奏が NHK FMの特別番組 Big Live Specialで放送された。7月23日の Live Under the Sky '81を収録したもの。生中継があったかどうかは不明。

放送日がわからないが、新年度予算の大蔵原案を閣議了解、そして社会党の飛鳥田委員長が三選とのニュースが末尾に入っていたので、12月22日以降だろう。

Montreux Jazz Festival '81での演奏は民放で放送され、quartetのメンバーは異なるものの、これが非常によかった。Montreuxでの演奏は、後に下記のような CDとして発売されている。

Live in Montreux
Chick Corea, Joe Henderson, Roy Haynes, Gary Peacock
Stretch Records
B000003OZL


NHK FMと民放の比較

2011-04-16 21:00:00 | FM放送

CDと FM放送の比較で、周波数特性についてはおおよその傾向がつかめたが、音圧はあまり考えていなかった。同じ曲をたまたま3回録音していたので、これを比較してみたい。

有名な曲は年に何度も放送されるので、LPか CDか、オリジナルかリマスターかということも含め、比較してみると面白いだろう。

今回は 10ccの I'm not in loveを比較。NHKで昨年10月11日に放送された洋楽三昧では、珍しいことに LPで放送。また、今年2月のラジオ深夜便でも放送されている(UICY-9173)。民放では JetStreamで 2月26日に放送されたが、これはベスト盤のようだ(B00006HBCO)。これらを Audacityで表示させてみると以下のようになる。

 

音源がすべて異なるので、音源による違いなのか放送局による違いなのか判らない部分もあるが、NHK FMが放送したものは強弱がはっきりしているのに対し、JetStreamは弱音部がなく、全体に音量を上げてリミッターをかけていた印象を受ける。これは別の曲でも同じで、Simon & Garfunkelの Bridge Over Troubled Waterの冒頭、Garfunkelが穏やかに歌う部分で妙にノイズが多く、チューナーがおかしくなったのかと気になったことがあった。このときの音圧レベルの違いも比較してみよう。

 

こちらは上段が手持ちの CD(US Remaster)、中段は2月28日放送の、きたやまおさむのレクチャー&ミュージック(srcs-2165)、下段が2月15日放送の JetStream (B000VOOMZ4)。明らかに弱音部のボリュームが上げられている。NHKの番組では強くリミッターをかけるということはないのかもしれない。

圧縮音源(MDで録音?)を使っていると思われる番組もあり、さらにリミッターも強くかかっているようで、民放の番組は聞き流すには良くてもじっくり楽しめないかもしれない。同じ番組であっても放送局ごとにリミッターのかけ方が異なるかも知れなし、一概に音が悪いとは言えないが。車を運転中の BGMとしては、弱音部を持ち上げてやらないとエンジン音や走行音でかき消されてしまうだろうから、そうしたリスナー向けの放送局なり番組であれば、調整しているかもしれない。あるいは、屋内でも深夜に音量を絞った状態でゆっくり聞くには、弱音部の音量を持ち上げてやらないと、聞こえないという苦情が出てくる可能性もある。

じっくり音楽を聴くことができる、高音質での音楽配信を目指している放送局があれば、聞いてみたいものだ。

リミッターがかかっていると書いたが、リミッターとコンプレッサーの違いを理解しているわけではないので、ご了承を。


ゴールデン・ライブ・ステージ - Live Under the Sky '80

2011-04-10 12:00:00 | FM放送

放送日がわからないが、よく聞くテープ。年末に放送された総集編かもしれない。

Live Under the Sky '80
Golden Live Stageでオン・エアされたもの。

The Super Guitar Trio: Meeting of the spirits

Larry Coryell, John McLaughlin, Christian Escoude

途中におなじみの曲のフレーズがいくつか挿入され、楽しませてくれる。
ライブならではの趣向。

 

Jam '80: Taxi Blues

Drums: Gerry Brown, Tom Brechtlein
Bass: Stanley Clark, Bunny Brunel, Anthony C. Jackson
Guitar: John McLaughlin, Carry Coryell
Trumpet: Terumasa Hino(日野皓正)
Altosax: Sadao Watanabe(渡辺貞夫), Toshiyuki Honda(本多俊之)
Tenor sax: Dave Liebman
Percussion: Don Alias
Keyboard: Chick Corea

 

Stanley Clarkの bass、Don Aliasの percussionで始まる部分がなかなか格好いい。演奏終了後の Chick Coreaによるメンバー紹介は、ちょっと端折りすぎかな。

 

 

 


Live Under the Sky '81 - Paco de Lucia Night (NHK FM)

2011-04-10 00:00:00 | FM放送

1981年7月25日 東京・田園コロシアムで開催された、Paco de Lucia Night。

当日の模様は NHK FMで生中継されたが、録音はしていなかったようだ。確か聞いていたはずだが。

後日、年末の特別番組 Big Live Specialで、放送されたものを録音。放送日は 12月24日か。ポーランド駐日大使の亡命事件のニュースが末尾に入っていた。このニュースのアナウンサーは、後に Session 505の司会を務めた立子山博恒氏。

長らくテープが再生できない状態だったが、過日オープンリールの駆動ベルトが調達できたのでようやく再生。

非常に硬い音が印象的。当日は雨だったため、雨音を入れないよう残響収録用のマイク音を絞ったのかもしれない。

 

番組の終了前には Paco de Luciaと Al di Meolaの共演(競演と書くべきか)(The Warfield Theater, San Francisco、1980年12月5日)から Mediterranean Sundance\Rio Ancho (地中海の舞踏\広い河)が途中まで放送されたが、このコンサートは LPや CD, SACDとしても発売されたらしい。この演奏も非常にすばらしいものだったので、ぜひ聞いてみたいものだ。

Al Di Meola, John Mclaughlin,  Paco De Lucia
Friday Night in San Francisco - Live
Sony, B000002AHM

SACDはすでに廃盤らしい。中古shopで見つければ、即購入というところか。1980年の録音ということで、録音方式にも興味がある。

放送されたのは、このディスクの1曲目で、Paco de Lucia, Al di Meolaのデュオ演奏。