毎年、展覧会に来てくれるKくんから「今度、結婚します」という連絡、というかメール。
「おめでとうございます」…だけど、そんなわざわざ連絡してくれなくてもってところ、
「お願いしたいことがあるんです」と、何だかあらたまった態で。
「え、なんでしょう?」
すると、
「結婚式のウェルカムボードをお願いしたいんです!」と。
「えっ!いや〜 それって、そういうの専門にやってるところにお願いした方がいいんじゃないですか?きちんとしたの作ってくれますよ」
と返答するも、
「いや、ながさわさんにお願いしたいんです」と一歩も引かない構え。
似てるから、上手いからいいってわけじゃなく、僕に描いてもらうことに意味がある!と言われ、心が揺らぐ。
そうだ、絵は気持ちで描くもの。それは見る人にもちゃんと伝わるんだ。それはこれまで自分が言い続けてきたこと。
それを理解し、その上で頼んでくれることが嬉しい。
引き受けることにした。
「じゃあ写真を撮りに行きますね」
「いや、二人で展覧会に伺いますので」ってことで、週末、ギャラリーで打ち合わせ。
と言っても「全てお任せします」とのこと。
「あ、そう。じゃあ写真だけ撮らせてください」
すると、ガサゴソさせてユニフォームを着始めた二人。
お任せって、そういう絵ってことじゃん笑。
後日、Kくんと青山の表参道で待ち合わせ、近くの喫茶店、というかスターバックスへ。
何しろ、描いた絵を渡すときはいつだってドキドキだ…
プチプチを外して…
ジャーン!
と、この笑顔、どうやら喜んでもらえたみたい。ホッ、僕も嬉しい。
原画もお渡しして。
早く彼女にも見せてあげたいと、Kくん。うん、描いて良かった!
原画とそれを拡大したウェルカムボード。ボードは式後ご両親に持ち帰ってもらえるように2枚。我ながらいい仕事っぷり笑。
Kくん、嫁さんにヨロシクね〜
で、今日、25日が、結婚式だそうです。
Kくん、っていうか賢太くん、陽子さん、ご結婚おめでとうございます!
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